気になって仕方がなかった! 現役美容師の「これまで出会った、クセ強美容師」エピソード10連発
施術前に謎の願掛けをするスモーカー美容師(30歳/男性)
うちの店には入客する前に、タバコを吸ってからじゃないとカットができないと言い張るスタイリストがいるんです。
その吸い方にすごくクセがあって、火をつけて始めの一吸いしかしないで火を消すんです。しかもその消したタバコはもうそれで捨ててしまうんです。納得がいかないときは「今のはダメだ!」と言ってもう一度新しいタバコに火をつけてまた一吸いだけするんです。10人入客するときは最低でも10本のタバコを吸うことになるのですが、詰まっているときとか掛け持っているときとか面倒じゃないのかな? と思っています。

どうしても気になって「なんで入客前に必ずタバコを吸うんですか? しかもなんで一吸いしかしないんですか?」と聞くと、「この儀式がないとなんかしっくりこないんだよね! うまくカットができない気がするんだよ! スーッと気持ちよく煙を吸えたときに、よし! いける! って分かるんだよ!」とかなり意味不明なことを言われました。ちょっと僕にはよく分からない世界です⋯。
それに何の意味が⋯? はた迷惑な「流儀」にこだわる店長(35歳/男性)
うちの店長は自身の師匠から受け継いだというカットの流儀? のようなものに異常なまでのこだわりがあります。カットするときにコームを指でしごいて返し、「ジョリッ」という音が出ないとカットしてはいけないとか、そのコームをハサミを持っている方の手に持ち替えるときに、コームをハサミにわざと当てて「カキン!」という音が出ないとダメだという謎の‟教え”を守っているんです。
「なんでその音を鳴らすんですか?」と聞くと「いい音だろ? この音が大きければ大きいほど上手な美容師の証拠なんだよ! 俺の師匠に教わったカットの流儀なんだ!」と言っていました。
流儀だかなんだか知りませんが、1回シェープしてカットするたびに「ジョリッ!」「カキン!」という音を鳴らすので耳障りでうるさくて、どうしてもその行動が気になってしまいます。なんとかしてほしいです。
>熱心で腕もいいのに⋯!髪への接し方がひたすらに変人すぎる美容師の話