美容師がこぞって通う美容室LANVERYその魅力とは

 

表参道MAX&Co.ビルの最上階にあるLANVERYは、菅野 太一朗さんがオーナーの美容室です。LANVERYは「人がいつまでも美しく若く心豊かに暮らせる社会を実現する」ことをテーマに掲げる、大人のための落ち着いた雰囲気のサロンですが、他のサロンに勤める美容師さんからの支持の厚い美容室でもあります。なぜ、同業の美容師さんからここまで支持をされるのか、オーナーの菅野太一朗さんに伺いました。

 


 

目指したのは、大人がわざわざ足を運びたくなる美容室

 

 

LANVERYをオープンしたのは2年前、僕が40歳のときです。美容師をはじめて20年、スタイリストになって15年というタイミングでした。お客さまとも長年の付き合いになる中で、自分もお客さまも年齢を重ねたこともあり、大人に喜んでもらえて、かつ自分もやりがいのあるサロンを、ということで立ち上げました。お客さまの年齢層は、30~40代がメインで、次いで50代と20代のお客さまが同じくらいいらっしゃる感じです。

 

目指したのは、大人がわざわざ足を運びたくなるような上質な雰囲気です。今まで僕が働いていた大型サロンの発想から抜け出し、店の広さは小さめに、スタッフも少数精鋭にすることで、ワイワイガヤガヤするような空気をを取り除き、落ち着いた雰囲気にしました。路面店ではなく、最上階の空中階にサロンを構えたのも、今大人のかたが求める世界観というものにアンテナを張った結果です。

 

今回のテーマは「美容師が通う美容室」ということですが、僕たちもこっそりほかのサロンやヘッドスパに通って勉強していますよ(笑)。気になるサロンは、スタッフに赴いてもらって顧客体験してもらい、経費は会社で払います。いろいろな技術を見たい、体験してみたいという熱心なスタッフが多いですね。

 

 

前サロン時代の後輩が、改めて技術を体感しにくる

 

 

同業である美容師さんの来店が多いと言われていますが、多いのはやはり前サロンの後輩ですね。現在のトップスタイリストや、他サロンに移って独自の路線で活躍しているスタイリストなど、上昇志向が強い人たちというのが特徴でしょうか。

 

僕は口数が多いタイプではありませんし、きてくれる美容師さんは、カットの間ひたすら鏡を見ているので、僕の仕事を見にきている人が多いんだと思います。僕が前サロンでトッププレイヤーだったころは、彼らはまだ新人でしたから、もう一度僕の技術を見たいということみたいですね。「最近レザー使うんですね」とか「それはどういうときに使うんですか?」などと技術について聞かれることが多いです。

僕の場合、技術の面でも常に進化している自覚があるので、出し惜しみすることなく伝えるようにしています。というのも、技術をすべて言葉で理論的に解説するのが得意なんです。「こうするとこうなる」という手段と目的がはっきりしているので、デザインにおいても明確に説明できますよ。

 

>言葉数は少ない…けど、メンターとして求められる理由とは!?

 

Related Contents 関連コンテンツ

Guidance 転職ガイド

Ranking ランキング