自分が主役ではなく、スタッフが活躍するサロンづくりを。10年サロン「bianca」のブランディングストーリー前編

2008年 biancaスタート期

移転直前に、有名サロンがまさかの鎌倉出店!

 

 

こうして2008年5月、鎌倉の由比ガ浜に『bianca』をオープンしました。サロン名は女性の名前がいいと思ったのと、前サロンが「a」からはじまっていたので、次は「b」からはじまる名前にしたいと思って『bianca』にしました。

 

コンセプトは「リラックス×モード」。鎌倉のリラックス感と都会のモード感を掛け合わせたデザインや、独自の美容の価値観を発信していきたいと思って掲げたものです。

 

そうして着々と準備を進めていた『bianca』オープンの2カ月前、突然、驚きの情報が入りました。鎌倉の七里ガ浜に川畑タケルさんの『BEAUTRIUM』がオープンしたんです。物件契約後にそれを知って、「なんだそれ!」と思いましたね(笑)。あの川畑さんがまさか鎌倉にやってくるとは、夢にも思っていなかったので。

 

同時に、これはもしかしたら『BEAUTRIUM』によって、鎌倉のサロンや美容師が注目されるかもしれないぞと直感で思いました。結果的に、予想通り川畑さんたちのおかげで鎌倉のブランドイメージが急上昇し、『bianca』にとってラッキーな追い風になりました。

 

プロデュース側にシフト、スター誕生が移転の後押しに

 

 

確かなセンスや技術を持つスタッフが育っていたことも、鎌倉での挑戦に自信を持てた大きな理由です。『aquira hair designs』から『bianca』に変わる前から、オーナーが前に出続けている店はダサいなと思っていて、人を活躍させるプロデューサーの役割に徹底しようと、自身のスタイルを一気にシフトしました。

 

そのきっかけとなった一人がHITOMIです。今は業界誌への掲載をはじめ、セミナー講師、審査員など、国内外で幅広く活躍しています。

 

 

彼女は新卒で入社した当時から「美容雑誌に出るデザイナーになりたい!」と言っていました。その夢を一緒に叶えると約束し、セミナーやトレーニング、撮影、コンテスト、イベント…と、他のスタッフも含めて全員でひたすら勉強を重ね続けました。

 

スタッフの中でも、特にHITOMIは早い段階からコンテストで優勝を重ねるようになり、次第に業界でも知名度を上げていくことに。美容業界誌でも少しずつ掲載が増え、JHAのノミネート等で『bianca』の代名詞というほどのスタッフになりました。このころはHITOMIの時代だったというほど勢いがあり、次第に、彼女を筆頭にして他のスタッフも着々と育っていきました。

 

>鎌倉エリアのメリットを最大限に活用

Related Contents 関連コンテンツ

Guidance 転職ガイド

Ranking ランキング