美容師3年目がサロンを丸ごと借りて“プレ独立” 夢を叶える事務所「Je suis heureuse」の初の試み

「間違った道に進まぬようガードレールを作ってくれるのが石山さん」(TAKEKI)

 

 

―TAKEKIさんは、ちょっと普通ではないペースで成長していますね。

 

TAKEKI:1年目はお客さんがいるのにシャンプーも何もできない状態だったんです。もちろんブローもカットもできなかった。「カットしてよ」って言われてもできないわけです。でも、ここは学校にみたいにイチから教えてもらうとか、9時から出社して20時に帰るとか、そういう環境じゃないんですよ。僕は自らカスタムできる道を選んだ。つまり、自由なんです。あれしたい、これをしたい、これはしたくないと自由に言える。そんな中、猛スピードで進んでいるので、僕が間違った道に進まないようにガードレールをつくって、一緒に答えをみつけてくれるのが石山さんなんです。

 

多分、普通のサロンに入っていたら、「なんでこうしなきゃらならないんだ?」という具合に、理由がわからないことがたくさんあったと思います。技術の教育でも、なぜそう切らないといけないのか、なぜそう組み合わせるのか、その理由がわからないと、デザインも人生も自分で組み立てられないので。

 

 

―なるほど、その理由を一緒に探してくれるのが石山さんなんですね。これはフリーランスのチームだからこそのアプローチかもしれません。

 

石山:技術でもなんでもそうなんですけれど、物事の本質や理屈を教えてくれる人って少ないんですよね。僕は、新卒で入社したサロンの勉強会でそういった部分を教えてもらえました。いきなり正解を教えても、本当の理解にはつながらない。頭ごなしに学校に行けって言われたら嫌だけれど、学校に行く理由をちゃんと伝えて理解させれば、学校に行くことの意味合いが全然違うものになりますよね。それに勉強会のように教える側と教えられる側の関係では、一人ひとりにその理屈まで伝えるのは難しいと思っていて。「対等な関係で接していくからね」と繰り返し伝えて、心を開ける関係になってこそ本質的な教育ができるんじゃないかなと思っています。

 

>「1年目で300万円を売り上げるのは僕にとってエチケットです」(TAKEKI)

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