なぜ美容師がラジオ!? LECO内田さんが『soucutsの美容師ラジオ』を始めたワケ

 

LECO代表・内田聡一郎さんが昨年12月から、ボイスメディアVoicyで自身がパーソナリティーとなりラジオ番組を発信しています。

内容は、働くことの意味や教育論を内田さんの言葉でわかりやすく説明しながら若手美容師さんや美容学生を応援するもので、現在フォロワーは4000人ほどに上っています。

サロンワークやヘアショー、セミナーなど多忙を極める内田さんが次なる発信の場としてなぜラジオという”声のメディア”を選んだのか? ラジオの先にどんな可能性を見据えているのか伺いました。

 


 

ラジオという”声のメディア”だからこそ等身大の自分を表現できる

 

 

ラジオをはじめたのは昨年の2019年12月で、Voicyというボイスメディア上で『soucutsの美容師ラジオ』というコンテンツを週に1回から2回程更新しています。

 

これまで、InstagramやTwitterなど一通りSNSをやってきましたが、2020年は5Gのサービスが開始されることもあり、これからは動画メディアが隆盛してくることが予想されています。僕もYoutubeをやろうかなとも思ったのですが、正直、今の自分のライフスタイルの中で動画を撮影するのはハードルが高く、コンテンツをどうするのかという面でも悩ましかった。そこで考えたのが「等身大のトークプレゼン」です。今までもブログやSNSで文章を発信することはあったけど、お客さまや応援してくれる人とより近い距離での関係性を築きたいと考えたときに思いついたのがラジオだったんです。もともとラジオは好きで、昔からよく聞いていたからというのもあると思います。

 

いきなりAMやFMでパーソナリティーになるというのは難しいので、ボイスメディアで発信しようと思って選んだのがVoicyというメディアでした。内容は、ファンコミュニティというより、内容が濃く役立つことを発信することを意識していて、基本的には若手美容師さんや美容学生に向けて「頑張ろうぜ!」という応援を発信しています。加えて、僕はプレイヤーとしてのイメージが強いと思うのですが、ロジカルな面やビジネスにおいて勉強してきたこと、教育論なんかも織り交ぜることでプレイヤー以外の面を見てもらいたいという意図もあります。

 

聞いてもらうとわかると思うのですが、あまり美容業界のみに向けた内容にせず、一般の方にも聞いていただけるように、美容業界の基本的な仕組みや用語についても説明をするようにしていますね。

 

ネタ集めのために身の回りのできごとを深く考察するようになった

 

 

自分自身の変化で言うと、ラジオのネタ集めのために視点が大きく変わってきたというか、考察を深くするようになりました。というのも、僕の場合、たまにセミナーで出張もしますが、サロンワークをしているか家にいるかがほとんどなので、テリトリーが狭いんです。そこからラジオのネタになることを探さないといけないから、日常の中で起こったことや人から聞いた話など、それまでスルーしていたことも感度を上げてキャッチして、それについて深く考えてみて「これはラジオで使える!」とネタとして昇華させるような習慣が身に付いてきました。

 

話すネタは、Voicyの録音アプリ上に、タイトルだけ下書きを残しておきます。今は下書きが7〜8個ありますね。

 

録音するときは、1つのネタに対して3割くらいは台本を用意しておきます。その3割というのは話したいキーワードであったりとか、本や数字を引用する時は間違ってはいけないのでそのメモであったりとかで、残りの7割をそのキーワードやメモにつなげるためにその場で考えながら話しています。きちんとした台本があると安心かもしれないけど、いかにも「台本を話してるな」ってわかっちゃうんですよね。フリートークっぽく聞こえることで内容が入ってきやすいし、セミナーをする時とかにその話し方が自分自身のスキルにもなるんですよね。

 

>ラジオを始めてわかった、「自分のコアファン」の数

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