腐ったら負け⋯だけど！ 後輩くんの快進撃に心折れそうになった話（27歳／女性）

うちの店には、「指名売上が100万円を超えるとスタイリストからトップスタイリストに昇格できる」というカリキュラムがあります。指名が100万円いかないとずっとランクはスタイリストのままなんです。努力しているものの、なかなか達成できずに悩んでいたある日、後輩から衝撃の報告を受けました。

「先輩ー！！ やりました！！！ ついに僕、指名100万円を達成しましたー！！！ 先輩に教えてもらってからめちゃ売上増えたんです！ ありがとうございます！！」と、心の底から嬉しそうに、悪意なく言われてしまったのです。

「えー！ すごいじゃん！ おめでとうー！」と言いながらも、私はいまだ達成できずにいるので、後輩に追い抜かれてしまったという事実にかなり凹みました。もちろん後輩は私に嫌味を言ったのではなく、素直に嬉しくて報告したのだと分かってはいるのですが⋯。なんとも言えない切ない気持ちになってしまいました。追いつけるように頑張りたいと思います（涙）

確実な「手応え」からの、あぁ⋯空振りで撃沈（35歳／男性）

うちの店に、いつもフリーで来店しているめちゃめちゃ可愛いお客さまがいらっしゃいました。どうしても担当したかったのですが、うちの店はフリーのお客さまは順番で担当していたので、なかなか自分の順番が回ってきませんでした。しかし、ある日ついにそのお客さまを担当できる順番が回ってきたんです！

次回からはどうしても指名してほしくて、かつてないほど気合いを入れて施術をし、自分としてはかなり上手くいったんです！ さらに、接客も丁寧にして、くだけた口調で話せるくらい、仲良くなれたと思いました！ 帰り際に「次回またよろしくお願いします！」と言ってお見送りをすると、「ありがとうございます！」と笑顔で帰っていかれたので、これは確実に指名が取れたぞ！ という手応えを感じて内心でガッツポーズをしました。

そして後日、そのお客さまが次回来店の電話をかけてきました。たまたま自分が電話を取ったのでワクワクしながら再来店の予約を受け付けて、「担当に指名などはございますか？」と聞きました。すると秒で「誰でもいいでーす！」と言われてしまったんです。

膝から崩れ落ちました。何か気に入らないことがあったのだろうか？ 笑顔で話していたけど、本当は迷惑だったのか？ ショックで頭の中がネガティブな思考でいっぱいになってしまいました。ショックでしたが、どれだけ努力しても指名が取れないこともあるし、指名が取りたければもっともっと技術と接客力を磨くべきだなと思うことにしました⋯。

＞薄毛に悪い人はいない！ と言いたくなる悲しすぎる出来事とは？