お手上げ! 現役美容師が遭遇した「サロン内の〇〇モンスター」10選

 

終わらない負の連鎖。もうやめませんか? 「教育モンスター」(23歳/女性)

 

うちの店は代々、新卒が入ってくると、1つ上のアシスタントが教育係を任されます。教えてくれるのはありがたいのですが、行き過ぎてもはやパワハラ。それ必要なくない? と思うようなことまで、教育の一環として押し付けてきます。

たとえば、ご飯休憩は先輩の後でないと入らせてもらえません。また、練習を見てもらうときのお願いの仕方や、言葉遣い、挨拶なども細かく注意されます。立ったままご飯を食べなければならず、「電話が鳴ったら必ず出て、声を2オクターブ高くしろ」と言われます。掃除なども「1年が必ずやれ」と言ってくるんです。しかし、スタイリストの人数に対してアシスタントが少ないので、すべての仕事を1年がやることは不可能。シャンプーに入ってしまったら電話は出られないし、床の髪の毛のはき掃除のラウンドもできません。それなのに、「今年の1年は何やってんだ?」と怒られるんです。

ある日、我慢の限界を迎え、教育係に「手が空いている人がやればいいんじゃないですか?」と言ってみました。しかし、「自分たちが1年目のときもこうだったから、お前らもやるべきだ!」とか言って相手にしてくれません。

 

 

それどころか、「これが店の伝統だから、お前らも次の1年を教育しないとダメだぞ!」なんて言い出す始末。教育モンスターの伝統はそろそろやめにして欲しいです。

 

 

頼むから仕事して! サボる言い訳が得意な「権利主張モンスター」(40歳/男性)

 

権利を主張するばかりで、ろくに働かない新人アシスタントがいます。すぐに労働基準法を持ち出して、「休憩は勤務時間のちょうど真ん中で、必ず1時間取らないといけない」「8時間勤務だから、10時に出勤したら18時には絶対に帰る」「有休はいつでも使えるはずだから、好きな日に休んで良い」などと言って、何もしないんです。

だんだんそのような時代になってきているのは、私も理解できます。しかし、美容師という職業は、それでは仕事になりません。お昼休憩を絶対12時に取るとなると、午前11時の予約はカットしか取れないし、18時で閉まる美容室はそうそうありません。こういう仕事だということは、調べればすぐわかるはずなのに…。

そんなに法律が好きなら弁護士にでもなれば良かったのに、と思ってしまいます。こんなことを続けられたら、正直もう雇えません。これは私のエゴなのでしょうか…?

 

>お客さまもうんざり…売上のために手段を選ばない美容師、その目的とは?

 

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