デザインが上手くなりたいなら写真を撮りなさい -Of HAIR代表 古里オサムさんの習慣 後編ー

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これからは「バーチャルな自分」を作ることが大事

 

インターネット上の自分を意識するというのも、これからの美容師さんには大事なんじゃないかと思いますね。例えば、たった1名のスタッフに教えているオーナーの勉強会でも、それを動画におさめて公開すると、何千人という人が見ることができる。しかもそれが、拡散されていって、より多くの人に届くわけです。不思議な時代ですよね。

 

その時代の流れに乗らない理由はないと思います。自分の作品や活動をどんどん発信していくことで、自分をブランディングしていくことを勧めたいです。昔なら、才能があっても、それが広がるまでとても時間がかかりましたけれど、今はちょっとしたきっかけでその時間を短縮できるんですから。

 

時代を察して同化していくなかで、こういう新しい習慣が生まれてくるわけであって、「生活習慣病」という言葉あるように、なんとなく習慣化していることを辞めることも考える必要があると思います。

 

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カメラがフィルムからデジタルに変わったとき、変わることができなかったカメラマンさんの多くは引退しました。「僕らの時代はみんな競争が好きだったから」と運動会で手をつないでゴールしてきた若い子に競争を押し付けるオーナーさんもいずれ行き詰りますよ。

 

時代と照らし合わせて、思考や習慣をパターン化しないように気を付けないといけない。だから、ある意味、習慣っていうのはお決まりの習慣にしちゃいけないのかもしれない。時代と一緒に、自分自身を更新していくべきなんですよ。

 

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プロフィール
Of HAIR

代表/古里オサム (ふるさと おさむ)

オブヘアー代表取締役。鹿児島県出身。一般誌、業界誌の撮影、ヘアーショー、セミナーなど多岐に渡って活躍中。ヘアデザインにも、製品にも妥協を許さず、つねに『本物』にこだわり続けている。自然派志向オリジナルヘアケア剤シリーズのブランド『オブ・コスメティックス』を展開し、コスメティックブランドの代表としても手腕を発揮している。

 

 

(取材・文/外山  武史  撮影/菊池 麻美)

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