ハリウッドセレブにも愛されるセンスの源泉 -artifata CHIKAさんの習慣 前編-

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カリスマ美容師の代表格であり、映画祭のレッドカーペットでのヘアメイクも担当したCHIKA(ちか)さん。超一流の演者たちから求められるセンスを持つ彼は、どんなことを日々の習慣にしているのでしょうか。感性や審美眼を磨きたい美容師さん必見のインタビューを前・後編の2回に分けてご紹介します。今回は前編です。

 


 

 

バイクの乗る時間より磨く時間のほうが長かった

 

小学生の頃、僕は周りから見ると異端児だったようで、「チカくんと一緒にいてはいけません」と同級生の母親たちが自分の子供に言っていたそうです。人と同じことをするのが嫌で、6歳上の兄を参考にした小学生らしくない服装でしたし、子供なりに髪型にもこだわっていました。だからどうしても目立ってしまって。物心がついたころから、デザインの魅力にとりつかれていたようです。

 

 

子供の頃に心惹かれたデザインと言えば、スーパーカー。見たこともない流線形で未来を感じさせる造形や個性的なカラーを見て、「すごくカッコいい。なんで日本には四角いクルマしかないんだろう」と思っていましたね。スーパーカーの写真を集めて眺めたり、イラストを描いたりするのも好きでした。

 

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高校時代はバイクに夢中。といっても僕の場合は、バイクに跨っている時間よりも、磨いている時間のほうが長かったですね(笑)。ピカピカに磨きあげられた状態で乗りたいから、掃除やメンテナンスをするために、パーツを全部取り外していたんです。それで、ライトやタンクはもちろん、光らなくていい部分まで徹底的に磨いてしまう。何かをキレイにすることとか、見た目を変えていくことがすごく好きだったんですね。

 

ちなみに…高校はバイク禁止だったので、見つかって停学処分を受けてしまいましたが(笑)。

 

>洗練させたデザインにまとめる引き算の美学


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