なぜあの人は好かれるのか?人を惹きつける “コミュ強”になる。言語を超えてつながる、本物の交流を求めてーACQUA熊谷安史さんの習慣 前編―

縁は“待つもの”じゃなく“動いて掴むもの”

 

 

美容業界に限らず、さまざまな分野の人と出会うきっかけの多くは、友人からの紹介であることが多いです。この人と会ったら面白いはず、意味のある時間になるはずと引き合わせてもらえる。自分自身も、相乗効果が生まれそうな人同士をつなぐことを意識しているので、その循環が生まれているのだと思います。

 

もう一つ大事にしているのが、物怖じせず人に聞くこと。スペインでバルに行ったときは、隣にいる常連らしき人と乾杯して「次どこに行くのがあなたのオススメ?」と尋ねました。言語はカタコトでも関係ない。この店を楽しんでいるあなたに街のことを教えてほしい、という気持ちが伝われば、自然と会話は広がる。そこから得られる情報や体験は、webやSNSとはまったく違う価値があります。

 

こうした行動も特別なことではなくて、日々の習慣の積み重ねです。気になった人には自分から一歩踏み出す、目の前の出会いをその場で終わらせない。小さくても動き続けることで、縁の精度が上がっていく感覚があります。

 

サグラダファミリアでの熊谷さん

 

象徴的だったのが、サグラダ・ファミリアを訪れたときのこと。どうしても会いたいと思ったのが、主任彫刻家の外尾悦郎さんでした。面識もなくアポイントも取れない中で、手土産と手紙を持って現地に行き、セキュリティを回って職員の方に想いを伝えました。結果的にお会いすることも手紙を渡すこともできませんでしたが、それでも「次は会える」と思えているんです。実は既に違う手段もいつくか閃いています(笑)。

縁は、待つものではなく行動が連れてくるもの。そう信じているからこそ、これからも動き続けたいと思っています。

 

プロフィール
ACQUA/総店長
熊谷安史(クマガイ ヤスシ)さん

福井県若狭町出身。日本美容専門学校卒業。新卒でACQUA入社。表参道コレクションなどのヘアショーに携わるほか、国連PVや神戸コレクションなどのヘアメイクも担当。全国、海外向けの美容師向けセミナー講師を務め、様々な商品開発にも携わるなど、多方面で活躍。5月にはホスピタリティに関するセミナーも実施予定。また、サロンワークでは、様々な著名をはじめ幅広い顧客層を担当し、顧客に寄り添う的確なアドバイスにも定評がある。ACQUAの数々の要職を経て、現在はACQUA総店長として、サロン全体をまとめている。
Instagram:@kumagai_acqua

 

(文/池谷美歩 撮影/松林真幸 MIKAN inc)

 

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