歌舞伎に通い、名店で学び、ルーツを辿る。そのすべてを美容師の価値に変えるーACQUA熊谷安史さんの習慣 後編―

一流の店に宿る、先回りのホスピタリティ

 

 

前編でもお話ししたように、さまざまな方とお会いして、食事をご一緒することも習慣と言えます。そうなると、自然と“少し良いお店”を選ぶことが増えるのですが、そうした店には必ずキーパーソンがいると感じています。寿司店の大将であったり、レストランの支配人であったり。その立場はさまざまですが、共通しているのはホスピタリティ。そして、その人の人間性が滲み出るクリエイティビティを持っているという点です。

 

「ホスピタリティは、単に丁寧にすることではない」——この考えは、日頃からスタッフにも繰り返し伝えています。

今の私の解釈では、相手が「こうしてほしい」と思う、そのほんの少し前に、自然にそれを差し出し続けること。それが本当のホスピタリティだと思っています。

一見すると派手さはありませんが、相手にしっかりと興味や関心を持ち、注意深く観察していなければできないことです。だからこそ実は、とても高度な行為だと感じています。

姿勢や表情、言葉遣い、挨拶、名前を呼ぶこと。そうした基本を大切にするのはもちろんですが、それ以上に、場の空気を明るくするような元気さや前向きなエネルギーも欠かせない要素です。

 

 

さらにそこに、その人ならではのクリエイティビティが重なれば理想的です。ただ、自分の色を自然に出せるようになるまでには、感性や技術を磨き続ける必要がある。その積み重ねの先にこそ、本当の意味でのホスピタリティがあるのだと。そしてそれが今のACQUAの向かうべき未来だと思っています。

 

>受け継ぎ、広げ、ACQUAを文化に

 

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