今すぐに、ここではないどこかへ旅に出るべき理由 -SORA 北原義紀さんの習慣 後編-

他人は自分を映す鏡、読書は思考の旅

 

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人と会うことも旅と同じような学びがあると思います。他人というのは自分を映す鏡です。相手がいてはじめて自分が存在することが許される。人との関わりのなかで、自分の役割や世間の評価などを確かめられるのです。だから、僕は生きているというより、生かされていると感じています。

 

自分とは異なる考え方にふれる、今いる世界とは違うところに行くという意味で、読書も旅と似ています。僕は小説、ビジネス書、漫画など結構幅広く読んでいて、大体3冊くらいカバンの中に忍ばせています。移動中など、空いている時間を見つけてページをめくることが多いです。

 

本を読むことは、いつでもどこでもできます。なのに、どうしても内容が頭に入ってこないこともある。また、1冊続けて読み切るのが大変な場合もあります。3冊持ち歩いているのはそのためで、その時の気分に合わせて、グッと入り込める本を選ぶようにしています。

 

お気に入りは松浦弥太郎さんの本。『あたらしいあたりまえ。』(PHP研究所)など、いくつか人に勧めたい作品もあります。松浦さんの文章を読むとすごく心が落ち着くんですよね。無駄なものを手放して、シンプルに。質の高いモノ・コトを選んで、ていねいに生きていく。そんなメッセージが刺さるのは、僕がいろんなものを抱え込んでしまう性分だからかもしれません。

 

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>美容師は髪を切れるようになってからが勝負

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