朝一杯のグリーンスムージーでカラダの内側から美しく -kakimoto arms井之丸 泰子さんの習慣 後編-

自分のカラダは、自分が食べたモノでできている

 

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つい先日、偶然テレビで、見た感じは痩せて見えるけれど、実は体内脂肪が多い「隠れ肥満」を取り上げた番組を見たのですが、そこに登場したのは、30代の女性美容師さんでした。決して太って見えないし、むしろ痩せているくらいでしたが、食事の内容を調べてみると糖質を摂り過ぎの傾向があったようです。

 

忙しいときにさっと食べられて、しかも、お腹を満たせるものとなると、サンドイッチやおにぎりなど、脂肪分の多い食べ物や炭水化物が多い食べ物になりがちなのはわかります。20代まではそれで大丈夫だったとしても、30代、40代になると、脂肪や糖質過多で健康診断の数値に異常が出てくるかもしれません。

 

カキモトアームズの会長は、「いい仕事をする人は良く食べる」とおっしゃっていました。「良く食べる」とは、たくさん食べるという意味だけではありません。「良いものを選りすぐって食べる」ということです。たとえば、俳優やお笑い芸人だけでなく、芸術家としても素晴らしい才能を発揮している片岡鶴太郎さんは、質のよい食材を厳選して少しだけ食べるといいます。その結果、どんどん感覚が研ぎ澄まされて、創造力が高まるのだとか。

 

美容師の世界でもそれは同じで、長く輝き続ける人は必ず何かしらの努力をしています。突き詰めていくと必ずと言っていいほど、「食」に行きつくのです。なぜなら、私たちの体は自分が食べたものでできているから。すなわち、食べることは、命をつくっているのと同じです。「食」をおろそかにしたら、どんな仕事も長くは続けられません。

 

もしも、「今の食事で大丈夫かな?」という要素があるのでしたら、まずはスムージーを試してみてはいかがでしょうか。きっと1カ月以内に変化を感じられるはず! それをきっかけに、少しずつケミカルなものを遠ざけることをお勧めします。毎日の積み重ねによって、五感が研ぎ澄まされていき、さらに「いい仕事」に磨きがかかることでしょう。

 

プロフィール
kakimoto arms
井之丸 泰子(いのまる やすこ)

kakimoto armsのヘアスタイリスト。JHAロンドン審査員賞(‘90)、JHAグランプリ(‘94,’97,’99)授賞殿堂入り。現在JHA審査員。岐阜県民栄誉賞をはじめ数々の賞に輝く。美容の枠組みにとらわれない、感度の高い女性クリエイターとして幅広く活躍中。

 

(取材・文/外山  武史  撮影/菊池 麻美)

 

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