「記録」の習慣が、何気ない日常を、ときめく毎日に変える -VeLO/vetica赤松美和さんの習慣 前編-

新しい習慣は、お客さまのハッピーな表情を記録すること

 

 

今はお客さまを記録しています。私のお客さまは20代のかたは少なくて、30代から上のかたがほとんどなんですよ。作品撮りや雑誌の撮影の仕事の場合は、20代のモデルさんが多いじゃないですか。それはそれでいいんですが、私の今のブームは「リアリティ」なんです。

 

日常の中にこそクリエイティブがあることを表現したくて、40代の主婦のかたや70代のマダムなど、モデルではないお客さまを素敵にして、写真を撮るのが楽しい。やっぱり、写真を撮られ慣れていないから、表情をつくるのは難しいです。結論としては、笑顔が一番いいですね。お客さまのハッピーな瞬間を切り取りたいから、まず自分が笑顔になって、ワイワイ大騒ぎしながらカメラを構えて、お客さまの笑顔を引き出しています。

 

こんな風にときめきを感じる瞬間を記録するのが私の習慣です。まず何事も続けてみて、おもしろくなくなってきたらスパッとやめるのもいいと思います。でも、何をするにも短期間ではあまり意味がありません。少し長いスパンで続けてみるとスキルが上がるし、自分のことを客観視するきっかけにもなるので、ぜひお勧めしたいですね。

 

 

プロフィール
VeLOディレクター
赤松美和(あかまつみわ)


茨城県出身、都内私立大学を卒業後、美容師の道へ。美容業界のことを知らぬまま直感を信じて、植村隆博氏、鳥羽直泰氏らが立ち上げたばかりのDADAに入社。その後都内1店舗を経て、鳥羽氏と共にVeLO/veticaをオープン。サロンワークを中心に、業界誌・広告等の撮影やヘアショー、セミナーなど幅広く活躍している。

(取材/外山 武史・撮影/菊池 麻美)

 

 

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