感動を引き起こすヘアデザインは、自らの感動体験から生まれる -MINX歳嶋 建国の習慣 後編-

 

日本を代表するデザインサロンの一つMINXでディレクター&取締役として活躍している歳嶋 建国(としじま たけくに)さん。美容師として3年連続でカミカリスマに選ばれている実力派であり、絵画の個展を開くこともあるアーティスト気質の持ち主です。今回はそんな歳嶋さんの習慣に迫ります。インタビューは前編・後編の2回、本記事は後編です。ぜひ前編とあわせてご覧ください。

 


 

自然の中を歩き、五感で美しさを吸収する

 

 

大自然や感動的な景色を目指して歩くことが好きです。去年は飛驒山脈の奥穂高でソロキャンプをしました。ちょうど先週もキャンプに行き、子どもたちに自然を感じてもらって、「この緑とこの緑を絵の具であらわしてみて」と絵を描かせたりしました。

 

 

僕も妻もバックパッカーだったんですが、どちらかというと妻が山登りに親しんでいたので、その影響で僕も山に登るようになりました。ちょっと恥ずかしいんですが、二人でエベレストを目指したときは、そこでプロポーズしようと思っていたんです。でも僕は途中で高山病になってしまい、看病されることに…(苦笑)。「これだけ親身になって世話してくれる人なら安心だ」と思って帰国後にプロポーズしたという思い出話があります。

 

ネパールのエベレストを目指して登山する歳嶋さん。

 

ちなみに、エベレストは標高5000mのベースキャンプまでは3000円くらいの入山料で入ることができるんですが、そこから上はシェルパを雇って100万円くらい払わないといけません。それでも、標高5000mに村が転々と存在し、そこに暮らしがあることに驚きました。

 

国内の山だと九州や関東近辺の低山は大体登っています。一番、好きなのは北アルプス穂高岳の中腹にある涸沢カール。紅葉の時期には息をのむような光景が広がっているんですよ。美しい水と緑がある上高地から登るのが好きです。

 

>感動と出会うため、バックパッカーで42カ国を渡り歩く

 

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