私生活にもじわじわ浸食…美容師が抱える‟職業病あるある”エピソード10選
自分が怖い! 人の髪をつい触ってしまう、距離感バグり病(27歳/男性)
美容師をやっていると、人の髪を触ることが当たり前になっているので、プライベートでもつい人の髪に手を伸ばしてしまうことがあるんです。
髪型が変わっていたり、しっかりトリートメントされていてツヤツヤな髪を見ると、手ぐしを通したり毛先の質感を確かめたくなって、「髪伸びたね〜」と言いながらつい手が出てしまいます。
相手が女性だと「ちょっと! 勝手に触らないでよ!」と怒られる始末です。お客さまじゃないんだから当然だよなと反省するのですが、それでもクセは直らず⋯。この間は、合コンで初めて会った女の子の髪をうっかり触ってしまって、「やば! セクハラなんだけど!」と言われてしまいました。
職業病とはいえ、距離感が完全にバグり始めていて自分が怖いです。いつか電車や街中で、知らない人の髪を触ろうとしてしまわないかヒヤヒヤします。

「中身」が大事! シャンプーの裏面チェックがやめられない病(40歳/男性)
ノンシリコンシャンプーやオーガニックシャンプーなど、これまでのヘアケアトレンドをずっと見てきた僕は、シャンプーを見たらまず成分を確認するクセがついてしまいました。なので、配合成分を見れば、髪に良いかどうかある程度判断できるようになったんです。
美容専売商品に限らず、ドラッグストアやスーパーでもシャンプーを手に取って裏の成分をまじまじと見てしまいます。「ラウレス硫酸ナトリウムが成分の初めの方にきているということは、配合量が多いのか⋯。このシャンプー大丈夫か!?」など、僕が突っ込んだところでどうにもならないようなことを考えてしまいます。
最近ではそれがさらにエスカレートして、市販のシャンプーを買う友だちに「そのシャンプー、ラウレス硫酸ナトリウムが大量に入ってるから、ちょっとやめた方がいいかもよ」などとつい口を挟んでしまうほどにまでなりました。
友だちには「な、ナトリウム⋯? そんな難しいこと言われても⋯。何買っていいかわかんなくなっちゃったよ!」と言われてしまう始末。
良かれと思ってではありますが、専門的なことを押し付けられても困りますよね…。
>もっと純粋に物語を楽しみたいのに⋯。美容師ならではの目線とは?