ICHIGO×森越道大が語る「美容業界の未来」と「デジタルの可能性」とは?デジタル時代を勝ち抜くブランディング・教育・SNS活用の真髄

SNS全盛期になり、美容師はかつてないほど”発信力”が問われる時代になりました。もはやスタイル写真を投稿するだけでは足りず、どんな人間なのかを発信して集客につなげる力が重要なスキルになりつつあります。そこで今回、圧倒的な発信力でアイ業界のロールモデルとなっているICHIGO(いちご)さんと、デジタル活用の最前線に立つ森越道大(もりこしみちひろ)さんを迎えて、美容業界の可能性と”発信力”の本質について語っていただきました。美容師という職業に未来を感じたい人、これから道を切り開きたいと考えている人にこそ届けたい示唆に富んだ対談です。前編・後編でお届けします。

- プロフィール
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ICHIGO(いちご)/アイリスト/(社)アイビューティー協会代表理事
中国・大連出身。パリ美容総合専門学校卒業。千葉で4年間の美容師経験を積んだのち、独学でアイラッシュ&アイブロウ技術を習得。2014年マンションの一室でアイラッシュ&アイブロウサロン『TRISH』をオープン。すぐに人気店となり、千葉を中心に事業を拡大。”毎週通える”をコンセプトにしたスピーディ&ハイクォリティのブランド『The TEN』も展開。擦っても消えないアイブロウ革命メニュー「インプットブロウ」や新感覚の脱毛ワックス「MinMin Wax」など、アイ業界の技術革新を図る革命児として注目される。著書に「常識破りのラッシュ&ブロウ」(髪書房)がある。
Instagram @yoshino_minmin_ichigo

- プロフィール
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森越 道大(もりこしみちひろ)/美容師/(株)Eye Universe代表、(株)SENJYU会長
北海道出身。17歳から美容業界に入り、2店舗を経てGARDENに入社。26歳でスタイリストデビューし、初月売上350万円を記録。MORIKOSHI プロフェショナルチームを発足後、月間売上1100万円を実現。2020年社内起業『SENJYU』を設立し、2022年からSENJYUの全国展開に着手。2023年「一般社団法人デジタルサロン協会(デジサロ)」を立ち上げる。顧客の予約管理や髪悩みに寄り添う『AIコンシェルジュ』や、さらに精度を上げた『iProducer(アイプロデューサー)』の開発を実施するなど、美容業界の未来を最先端のテクノロジーで切り開くイノベーター。
Instagram @morikoshi.michihiro
アイ業界の”ヤバい人”が参上!
――森越さんは、ICHIGOさんが代表理事を務める(社)アイビューティ協会 (IBA)の監事をされているそうですね。お二人の出会いは?

森越:友人から「アイ業界にヤバい人がいるよ」と数々のすごいエピソードと共に聞いていて、どんな人なんだろうと興味があったんですよね。たまたま某セミナーにICHIGOさんが来ていたときに、紹介してもらったんです。そしたら、僕ら年齢が同じで。
ICHIGO:89年、平成生まれです(笑)。ちょうど5年前に社団法人を作りたいなと思っていたんですけど、やり方も全くわからなくて、走り出してから一人じゃ作れないということを知って。当時はアイリストの知り合いが一人もいなくて、これじゃ作れない…って一度断念したんですね。そこから横のつながりを増やしてスクールを作ったり、いろんな会社をネットで募集してコミュニティを作ったり。そのあとで森越さんと出会い、社団法人の作り方を教えてもらってIBAを立ち上げたんです。

森越:デジサロを作ってちょうど1年後くらいのタイミングだったんですけど、いろいろ大変なことも経験したので、それを活かして貢献できるかなと思って監事として参加しています。アドバイザー的な感じで毎週ミーティングしているんですが、同じ美容業界なので課題も似ていますし、連携したほうがいいかなと思っているんですよ。
ICHIGO:めっちゃ心強いです。必要な作業もすべて細かく教えてもらって、いろんな方も紹介していただいて。なので、スピーディに立ち上げることができました。