あなたはどっち? ポジティブ転職・ネガティブ転職【美容師転職100ルールズ】
AさんとBさんの「転職後」
Aさんは、「教育熱心で店舗拡大中のサロン」に転職を果たしました。そこには大手サロン顔負けの教育カリキュラムがあり、何を習得すればスタイリストデビューできるのかが明確に記されていました。10店舗展開に向けて店舗拡大中で、ゆくゆくは新店オープンから店づくりに参加するチャンスもあるようです。
一方でBさんは、「完全週休2日」を掲げるサロンに転職し、忙しくて辛い毎日から脱出したように見えました。しかしながら今度は「給料が安い」「どうしても気に入らない人がいる」と、前回と同じように「辞める理由」を見つけてしまったのです。
自分の美容師生活を先まで見据え、目的を持って転職するのと、現状の不満にばかり目を向けてその場しのぎの転職をするのとでは、大きな差があります。目的地の決まっていない人が、ゴールに着くことはありません。転職活動もそれと同じで、将来どんな美容師になるために、どんなサロンで経験を積んでいくのか、転職の目的をクリアにしなければ、「なりたい美容師」になれません。そして、その希望を叶えるために欠かせない条件が何なのか、明確にすることも重要です。まずは、なぜ転職するのかをハッキリさせましょう。
転職目的は人それぞれでかまいません。でも、明るい未来につながる「ポジティブ転職」なのか、とりあえず今から逃げるだけの「ネガティブ転職」なのか、わが身を振り返ってみることがとても大切だと言えそうです。ところで、あなたの「転職の目的」は何ですか?