美容師国家試験の合格率は?合格基準や令和7年度の最新情報も紹介

美容師として働くための第一歩が「美容師国家試験」です。
「合格率はどれくらい?」「受験資格ってどうなるの?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。
本記事では、第53回美容師国家試験(2026年度実施)の合格率や、過去10回分の推移、受験資格、試験内容、合格後の免許申請までの流れをわかりやすく整理します。初めて受験する方も、再チャレンジを考えている方も、基礎から全体像を把握できる内容です。
<目次>
第53回美容師国家試験について
第53回美容師国家試験は、2025年度(令和7年度)に実施された国家試験です。春期試験として実施され、試験日程は次のとおりでした。
・実技試験:2026年2月1日〜
・筆記試験:2026年3月1日
美容師国家試験は、実技試験と筆記試験の2つで構成されています。
実技試験では、カッティングやオールウェーブセッティングなどの基礎技術と、衛生的な器具の扱い方が評価されます。
筆記試験では、衛生管理、関係法規、美容技術理論など、美容師として必要な知識全般が出題されます。
関連リンク:公益財団法人 理容師美容師試験研修センター< 試験について>
第53回美容師国家試験の結果
合格者数・合格率
第53回美容師国家試験(2025年度)の結果は、以下のとおりです。
・受験者数:19,850人
・合格者数:17,273人
・合格率:87.0%
合格率は、昨年の春期試験(第51回)と比較し、1.1ポイント低下したものの、引き続き87.0% と高い水準を維持しています。
合格基準
※ここで記載している合格基準は、「第53回 理容師国家試験及び美容師国家試験の合格基準」のうち、【美容師国家試験】の内容をもとに記載しています。
関連リンク:公益財団法人 理容師美容師試験研修センター<第53回 理容師国家試験及び美容師国家試験の合格基準>
筆記試験の合格基準
筆記試験は、次の2つの条件をすべて満たした場合に合格となります。
1.55問中60%以上の正答率であること
2.以下の各課目のいずれにも無得点(0点)がないこと
・関係法規・制度及び運営管理
・公衆衛生・環境衛生
・感染症
・衛生管理技術
・人体の構造及び機能
・皮膚科学
・香粧品化学
・文化論
・美容技術理論
また、理容師免許を有し、美容技術理論のみを受験する場合は12問中7問以上の正答数が必要です。
実技試験の合格基準
実技試験も、次の条件をすべて満たす必要があります。
・衛生上の取扱試験:減点が20点以下であること
・基礎的技術試験
カッティング:減点が30点以下
オールウェーブセッティング:減点が30点以下
筆記・実技の両方に合格して、はじめて「国家試験合格」となります。
過去の美容師国家試験の合格者数と合格率
第53回美容師国家試験(2025年度)の合格率は87.0%でした。
一方で、学校別に見ると合格率には差があり、90%を超える高い合格率を維持している学校もあれば、全国平均を下回る学校も見られます。国家試験対策のサポート体制が充実している学校ほど、安定して高い合格率を維持する傾向がある点も特徴です。
美容師国家試験は、毎年春期(1月下旬~3月上旬)と秋期(7月下旬~9月上旬)の年2回実施されています。
直近10回(第44回~第53回)の結果は以下のとおりです。
| 試験回 | 年度 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
| 第53回 | 令和7年度 | 19,850人 | 17,273人 | 87.0% |
| 第52回 | 令和7年度 | 4,569人 | 2,989人 | 65.4% |
| 第51回 | 令和6年度 | 19,776人 | 17,427人 | 88.1% |
| 第50回 | 令和6年度 | 4,763人 | 2,622人 | 55.0% |
| 第49回 | 令和5年度 | 19,523人 | 16,888人 | 86.5% |
| 第48回 | 令和5年度 | 4,149人 | 2,478人 | 59.7% |
| 第47回 | 令和4年度 | 19,505人 | 17,266人 | 88.5% |
| 第46回 | 令和4年度 | 3,548人 | 2,145人 | 60.5% |
| 第45回 | 令和3年度 | 18,536人 | 17,104人 | 92.3% |
| 第44回 | 令和3年度 | 4,774人 | 2,871人 | 60.1% |
関連リンク:公益財団法人 理容師美容師試験研修センター<過去の試験実施状況>
美容師国家資格の受験資格は?

美容師国家試験を受験するためには、厚生労働大臣指定の理容師・美容師養成施設の課程を修了していることが条件となります。
ここでは、平成10年4月1日以降に入学した人の受験資格について整理します。
関連リンク:公益財団法人 理容師美容師試験研修センター<受験資格>
受験資格の要件(平成10年4月1日以降入学者)
次のいずれかの課程を修了した人が、受験資格を得られます。
・昼間課程:2年以上
・夜間課程:2年以上
・通信課程:3年以上
試験の一部免除について
・筆記試験のみ合格した場合 → 次回に限り筆記免除
・実技試験のみ合格した場合 → 次回に限り実技免除
・すでに理容師または美容師免許を持っている場合 → 筆記の一部免除
受験手続の手順と必要書類
美容師国家試験の受験手続きは、原則として在籍中の美容専門学校を通じて行います。
1.学校から受験書類を受け取る
2.願書・写真などを準備
3.学校へ提出
4.受験票の交付 → 試験当日
合格後の免許申請手続き

必ず用意が必要なもの
・免許申請書
・戸籍抄(謄)本 または 本籍記載の住民票(6か月以内)
・精神機能の障害の有無について診断した医師の診断書(3か月以内)
・収入印紙(登録免許税)9,000円分
・登録事務手数料 5,200円
詳細な申請方法や記入例は、合格通知書に同封される案内で必ず確認してください。
関連リンク:公益財団法人 理容師美容師試験研修センター<免許に関する申請手続きについて>
必要に応じて用意するもの
旧姓・通称名を併記する場合の戸籍抄本または住民票
まとめ
・第53回美容師国家試験(2025年度春期)の合格率は87.0%と昨年に引き続き高水準
・直近10回の結果を見ると、春期は80〜90%台、秋期は55〜60%前後で推移
・受験には、指定の美容師養成施設を修了するなどの受験資格が必要
・合格後は、忘れずに免許申請手続きを行うことで、はじめて「美容師」として働ける
美容師国家試験は、決して簡単な試験ではありませんが、しっかりと学び、適切な対策を積み重ねていけば、十分に合格を目指せる国家資格です。
合格率の数字だけでなく、試験内容や受験条件、合格後の手続きまでを正しく理解しておくことで、安心して本番に臨むことができます。美容師としての第一歩を確実な一歩にするために、着実に準備を進めていきましょう。
(文/リクエストQJ)
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