採用担当が語る“本気の採用基準” siki編 テンプレートの回答よりも、あなたらしさを見せてほしい。

美容業界で理想のキャリアを築きたい美容学生や転職希望者に向けて、人気サロンの“リアルな採用基準”を紐解く本シリーズ。今回は「siki(シキ)」にフォーカス。
代表の磯田基徳(いそだもとのり)さんに、応募者に求める人物像や面接時にチェックしているポイントについて伺いました。グループ初の大阪出店を控え、美容業界のトレンド最先端を走るsikiの採用の裏側に迫ります。
自分をどう見せるかに、その人のセンスが表れる
─新卒採用では、どのようなポイントを重視していますか?
・いかにその人らしさをキャッチできるか
フォロワー数や志望動機よりも、その人自身の人間性を見極めることを特に重視していますね。
選考フローは毎年少しずつ変えていますが、ここ数年、継続して取り入れているのが動画審査です。書類審査を通過した人には、30秒間の動画を撮って送ってもらっています。画角は縦でも横でもいいですし、テーマも自由で、編集するもしないも本人に任せます。自分のどこを切り取って、どう見せるのか。そこにキャラクター性やセンスが如実に現れるという考えから、定番になりつつある課題ですね。
それに加えて、面接では3分間PRと言って、「3分間で、自由に自分を表現してください」という項目もあります。それ以外にも今まで取り入れた課題は、グループワークや実技、ディスカッションなど。
つまり、いわゆる面接らしいテンプレート的な質問はあまりしないんですよね。それよりも、いかにその人のパーソナルな部分や、人間性を見て、美容師としてsikiで花開く素質があるのかを見極めています。
・積極性と協調性のバランス感覚
先ほど例に挙げたディスカッションやグループワークを見るときにチェックしているのは、積極性と協調性のバランスです。積極性のある人の方が売れやすいとは思いますが、あまりに協調性がないとチームとしては働けません。逆に、協調性が高すぎるあまり自己主張ができないと、それはそれで微妙なんですよね。控えめすぎても強すぎてもダメなので、難しいところなんですよ。そこをしっかり見ているからこそ、今のsikiの一体感が生まれているのかなと思います。
─中途採用では、どのようなポイントを重視していますか?
・sikiというチームに馴染めるか
中途も、基本的には新卒採用と変わりません。技術も多少チェックしますが、それ以上に重要なのは人となりや、パーソナルの部分です。
ただ、『sikiというチームに馴染めるか』というところは新卒以上に注視していると思います。中途の場合、同じタイミングで同期が入社することはほとんどないので、自分一人で輪の中に飛び込んでいかなければいけません。sikiはチームをすごく大切にしているので、「今いるメンバーと交わったとき、どんな化学反応が起こるか」はしっかり見るようにしています。
─採用担当として、思わず好印象を抱くポイントは?
・「売れる未来」が想像できるか
美容師は、様々なスキルが必要な仕事です。SNSでの発信や自己プロデュースに加え、謙虚さや、人への感謝。ファッションセンスや、会話における頭の回転の速さなど、挙げ始めたらキリがないほど。そうしたいくつかの能力を総合的に見たときに、「スターになれそうだな」と直感的に感じる子がいるんです。そういう人は、やはり好印象に繋がりますね。
採用する側としてはその人を美容師として売れさせてあげたいし、活躍してほしい。そのためにも、その人が入るべきサロンがsikiなのか、別の場所なのかをしっかり判断する責任があると思っています。
例えば「自分はいいものを作っているのに、お客さまが来ません」と言う人がいますが、それは評価の軸が足りていないと思うんですよね。ターゲットとする客層とお店の雰囲気が合わないのかもしれないし、エリアや価格帯との相性が悪いのかもしれない。美容師は、どんなに素敵なスタイルが作れて、人間性が素晴らしくても、お客さまに選ばれなければ意味がない仕事です。そういった意味でも、sikiの空気や雰囲気に溶け込み、魅力をさらに広げてくれそうなスター性のある人に出会えると、こちらも嬉しいですね。
─逆に、マイナスなイメージを抱くポイントはありますか?
・自分を良く見せるために、他者を下げる必要はない
sikiを志望する気持ちが強い人ほど、「自分をアピールしなければ」という思いから、周りを悪く言ってしまうことがありますが、それはマイナスの評価になります。努力を裏付ける結果や自分らしい表現があれば、あえて周りを下げる必要はないと思うので。
また、自分のプレゼンテーションが終わった後の姿勢も見ています。他の候補者の話をしっかり聞いているか。他者へのリスペクトの気持ちがあるか。そうした何気ない振る舞いもしっかり見るようにしていますね。
一方で、緊張してうまく喋れないことなどは、マイナスにはなりません。上手く喋れなくても大丈夫ですし、その方が想いが伝わる場合もあります。僕たちもなるべく緊張せずに話してもらえるように柔らかい空気作りを意識しているので、安心して選考に臨んでもらえたら嬉しいですね。
>活躍の場と表現の場を用意することが、スタッフの成長につながる
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