Instagramフォロワー10万人超! 美容師歴5年で独立した元問題児 -blink兼井遼さん U29次世代美容師-

ヘアサロンにくることを、まばたきするのと同じくらい当たり前にしたい

 

 

blinkとは「まばたき」や「煌めき」という意味です。美容室に行くことをまばたきするのと同じくらい当たり前にしたいし、お客さまに毎日煌めいてほしいという願いを込めています。

 

物件はあえて、メインストリートから離れたところを選びました。というのも僕自身が、王道を行くタイプじゃないからです。貴重な新築物件ということも決め手になりました。

 

内装は、僕が気に入ったカフェやアパレルショップなどの写真を撮り、それをデザイナーさんと共有して作ってもらっています。ちなみに、渋谷にある仲の良いヘアサロン、GALAの内装デザインをしている会社と同じです。

 

 

オープン当時は僕を含めて3人体制でスタート。一人は僕の学生のころの同期、もう一人は、日中はサロンで働いて夜学校に行く夜間の建築系専門学校に通う学生です。

 

サロンがオープンしたのは、2018年2月。ありがたいことにInstagramを見てくださったお客さまが初日からたくさんきてくれました。お客さまが途切れることはないですし、フォロワー数も5万人から10万人へと増加。3人ではとても追いつかないため、スタッフも7人まで増えました。新店舗をどうするかなど、これからの展開を考えている最中です。

 

自分で選んだ道を夢中で歩いているから、毎日が楽しい

 

 

僕は、この仕事は自分がやりたいと思って選んだものだし、やらされている感覚が一切ないから、毎日やっていても楽しいです。もちろん、なかなか自分の望む環境で働けなかったり、売上が上がらなかったりした時期もあったし、年齢や経験のせいで評価してもらいにくいとか、きついこともたくさんありました。

 

けれど、自分が好んで選んだ道だから、きつい時期のなかにも楽しいことがあると思えたし、今はつねに「自分がやりたいことをやっている」という感覚です。休みをとらないのも習慣になってしまっていますが、そもそも休みがほしいと思わないんですよね。もともと、仕事と休みの境界線もあってないようなものですし。

 

 

今の美容業界っていわゆる一般企業に休日や待遇を寄せていく方向にあると思います。でも、美容師って専門職だし、みんな自分で選んだ道のはずだから、一般企業とそのまま比べるのは違うのかなと。もちろん、しっかり評価されて、しっかり休むこともできる環境は必要です。blinkもそうしていきたい。でも、それだけじゃなく、その時その時を夢中になってやれば、楽しいんだよっていうことも、みんなに知ってほしいなって思います。

 

 

プロフィール
blink オーナースタイリスト
兼井遼(かねいりょう)さん

東京都出身。国際文化理容美容専門学校国分寺校卒業。立川市内のヘアサロンを経て、派遣美容師に。その後、渋谷の『Wille』で約2年間勤務。1年間フリーランスとして活動。2018年2月1日に『blink』オープン。2019年9月現在で、Instagramのフォロワー数は10万6000人。ハイセンスかつ日常に馴染むデザインカラーが人気。

 

 

(取材/外山 武史・撮影/菊池 麻美)

 

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