-オーストラリアワーホリ美容師Banaが明かす- オーストラリアで美容師が成功するための5つのこと

まずは相手を知る!ことから。

 

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先ずは文化も考え方も違う、白人の『常識』を理解しましょう。美容室に勤務して、驚いた海外と国内の違いは、

 

◉金髪美女は居ない。全員染めてブロンドにしてる。

 

◉多毛で軟毛。吸水毛でシャンプーすると、ぐちゃぐちゃに絡まる。

 

◉ロング率高め、ワンレン率高め。ドライカットや毛量調整はほぼしない。

 

◉美容室のメニューにパーマはない。

 

です。

 

でも、白人女性って緩やかなウェーブヘアに金髪ってイメージありませんか??

全部幻想でした。

カラーは細かいハイライトで作られた人工的な金髪に、ブローかセットで作られた緩やかなウェーブが正体です。

 

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重要なお出かけ前には、シャンプーブローで美容室に行ってから行くのです。

つまり美容室で求められるのは、まずはブロー、そして削ぎに頼らない正確なウェットカットの技術とホイルワークとトナーテクニック。

日本の技術とは全く違いました。

 

長所を生かす!最大の武器はアジア人にあり。

 

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欧米人に対しては全くと言っていいほど、僕の技術は通用しませんでした。

だけども、絶賛された技術が2つあります。

1つは、ショートブロー。

いわゆるオバブロです。日本では百貨店の美容室に勤務していたので年齢層は高めでした。そこで培ったショートブローは白人のおばあちゃんにも評判でした。

 

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2つめは、アジア人へのカット。

特に毛量調整や質感調整を必要とするショートカットです。欧米人顧客ががほとんどの職場でしたが、シンガポールや中国がバックグラウンドのお客さまも少しいらっしゃいました。

見た目がジアア人な僕は受け入れてもらえやすく、オーストラリアの美容師が多用しない、ドライカットの技術は好印象で指名を頂くことも多かったです。

その他にも南米、アフリカ、世界各国のお客さまを担当できるのも多国籍国家であるオーストラリアの特徴です。

 

SNS発信はブルーオーシャン??

 

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最後に日本人に対してのアプローチです。ここは日本人であれば1番の強みですね。

学生VISAやワーホリVISAで滞在中の日本人はみんな髪を切りたがってるので、ブログやTwitterやFacebook、口コミなどで十分に効果が得れると思います。

無料のインターネット掲示板もあるし、少し名前が知られるとフリーペーパーで特集される場合もありますね。僕もブログを運営していますが、アクセスの40%はオーストラリアから。

顔出しもしてるので、先日街で声をかけられるできごともありました。日本では多くなった美容師の発信もオーストラリアではまだまだブルーオーシャン。

渡豪の際はウェブサイトを構築してから行くのが吉です。

 

まとめ。もっとも大切な事。

 

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いかがでしたか?

これが、海外未経験者が異国の地で美容師になるまでに経験してきた事です。

オーストラリアでの経験はかけがえのないものですし、何にも代えがたい財産です。

 

最後に海外で出会った美容師仲間とも満場一致の、成功のヒントをお教えします。

『自信を持つ』

言語が不自由な分、美容師側の表情や立ち振る舞いは一層強く伝わってしまいます。そんな時、自分に自信が持てるのかが成功の秘訣です。

自分を信じて、日本で培ったスキルを発揮すれば、ハサミ一本で国境を越えられる。素敵な世界が広がってますよ。

 

プロフィール
Bana

1986生まれ、大阪府出身、高津理容美容専門学校卒業後、表参道の個人店、全国展開の大手美容室、業務委託、面貸しとさまざまな形態の美容室を経験。その後、オーストラリアへ渡りシドニー、パースの美容室を経て、現在のメルボルンの美容室にて勤務中。

 

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