ZACC高橋 和義さんのびよう道 努力なくして成長なし。成長なくして成功なし。これがいつの時代も変わらない真理。

3000万円の借金の重圧が、ケミカルに強いサロンを生んだ

 

 

パーマを極めるために、ひとまず取引のある材料屋さんの商品を全て試してみたのですが、何が良くて悪いのかいまいちわからない。そこで、図書館で薬剤の成分と効能を調べていました。当時はまだネットで簡単に検索できるような時代じゃなかったんですよ。だからこそ、ケミカルに詳しいことがサロンの強みになりました。

 

 

ケミカルに強いサロンは珍しかったため、次第に業界誌からも注目されるようになり、連載を持つように。「Dr.高橋」という名前でコラムなどたくさんやらせていただきました。しかしながら、僕はヘアメイクで注目されたいと思っていたから、「Dr.高橋」は本望ではなかったんですよね。

 

そんなあるとき、日本を代表する歌姫と言われた歌手やアイドルグループのヘアメイクの担当依頼が入りました。それまで担当していたヘアサロンだとブリーチで髪の毛が切れてもう手に負えないと。僕はケミカルにも強いということで、他所でできなくなったタレントさんたちがどんどんお客さまになっていったんです。それから、ファッションブランドのメイク、雑誌の表紙など、本当に多くの仕事をさせていただきました。

 

タレントの素材を生かすヘアメイクが評価され、仕事が殺到

 

 

一方で、ヘアメイクとサロン経営を両立させることの難しさを感じていました。ヘアメイクの仕事のために営業後に準備をすることもあるし、サロンを休まなくてはいけないこともあります。どうしてもサロンワークやサロン経営をするための時間が必要だから、ヘアメイク一本でやっている人たちには敵わないと思っていました。

 

時間的な制約はあるものの、サロンワークをしているからこその強みも見つかりました。ヘアメイクだけではなく、定期的に髪を切りにきてくださるタレントさんが「違うヘアメイクさんにお願いすると、過剰にメイクしすぎる。サロンで完成するくらいのナチュラルなメイクがいい」とおっしゃったんです。この言葉を聞いたことが転機になりました。

 

 

そもそもタレントさんはお顔立ちが良い人が多いです。でもメイクをやりすぎてしまうと、雰囲気まで変わってしまいます。ですから「その人が元々持っている魅力を生かす」という視点で、ヘアメイクをするようになり、リクエストが増えるようになりました。タレントさんやモデルさんのとは、ヘアカタログをつくるときに協力してくれるほどの信頼関係を築くこともできたのです。ZACCで作るヘアカタログには、一流のモデルさんが参加してくれています。一般的にはモデルがヘアカタログの撮影に参加するのは事務所側がNGなんです。それでも撮影に協力してくれているのはZACCとして「その人が元々持っている魅力を生かす」という視点で純粋に向き合ってきたから。モデルさんの素材を生かすヘアメイクをすることで、サロンの注目度も上がっていきました。

 

 

>ZACCの技術コンセプト「ノンテンションワーク」誕生

 

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