運命に導かれて生まれた「ヒト・モノ・コト」をつなぐヘアサロン tsunagu/服部 達哉さん

 

愛知県名古屋市にあるヘアサロン「tsunagu」は、「ヒト×モノ×コトをつなぐヘアサロン」がコンセプト。サロン名の通り、代表の服部達哉さんは、お客さまやスタッフ、美容師仲間をつなぐ魅力的な人柄の持ち主です。しかしながら、独立に至るまでに無職を経験するなど、曲がりくねった道を進み今に至るのだそう。今回はそんな服部さんが独立するまでのキャリアや、独立した今思うこと、そして、独立を目指す美容師さんへのメッセージをお話しいただきました。

 


 

第一、第二志望に受からない! 就職活動でいきなりつまずく

 

 

31歳で独立するまで、かなり紆余曲折がありました。そもそも僕は就職活動でいきなりつまずいて、志望していたサロンに2社落ちているんです。それでもありがたいことに友人が働いている地域密着型のサロンで働かせていただくことに。そこで働き続けるつもりだったのですが、若さゆえにデザインや仕事に対する「変なこだわり」も強かったので、自分のやりたいことをするために2年半くらいで辞めてしまったんです。

 

その後、ブログやFacebookなどで情報を集めて、自分がかわいいと感じるヘアスタイルをつくっているサロンを探しました。幸い、技術もセンスもあるオーナーのサロンに入ることができ、技術だけではなく立ち居振る舞いまでみっちりと指導され、仕事の厳しさを学びました。在籍したのは2年半でしたが、とても濃密な時間でしたね。そこで学んだ「センスの磨き方」や「努力の仕方」は今の僕をつくっています。

 

 

2店舗目を辞めてから半年くらいはニートのような状態でした。とはいえ、僕にとってその時間は無駄だったわけではありません。将来独立したらアパレルやカフェと複合型のヘアサロンをつくりたいと思っていたので、美容師を一度辞めて、アパレルやカフェで働いてみようと考えていたんです。

 

実際には、カフェやアパレル関係の仕事はせず、日本国内を西へ、東へと車で移動して、旅をしていました。『Casa BRUTUS』に出ているおしゃれな建物を見るために、住所もわからないまま栃木県に向かったことも。アポなしで手土産を携えて訪問し、見学させてもらったのはいい思い出です。これも将来、自分がサロンをつくるときに役立つ経験になりました。ただし、その当時、仕事をしていなかったので、みんなに「あいつやべえな」って思われていたみたいです(笑)。

 

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