【.Hallis】小山圭介が陣頭し、3つの名だたるサロン代表が参画するコラボサロンが原宿に!新時代のハイブリッド経営と教育スタイルとは

 

今回は、原宿の人気サロン『.Hallis』(ドットハリス)代表・小山圭介(こやまけいすけ)さんをインタビュー。低迷期を乗り越え、有名店で店舗プロデュースを任されるまで存在感を発揮。昨年10月には、気の合う3人の同世代経営者と共に原宿のサロンオーナーに。時代の流れを敏感に察知しながら、若手スタッフが「働き続けたい」と思えるサロンの仕組み作りを徹底し、独立支援のためのお金の教育も行っています。そんな小山さんに、これまでのキャリアや代表として心がけていることなど、あれこれお話を聞きました。

 


 

激務で体はボロボロに。一度離れて24歳で再スタート

 

僕のキャリアは原宿のわりと厳しいサロンからスタートしたのですが、激務が体にたたって半年で肺に穴が開き、ドクターストップがかかってしまって。それで、体のために一度美容師をやめたんですよ。当時は毎日お店を出るのが深夜2時という忙しさで、手取りは8万。家賃でほぼ消えるのでろくに食べることができず、でも身なりは無理してでもおしゃれしなければという風潮もあり、借金なんか当たり前というひどいありさまでした。そんな生活をしていることが恥ずかしくて、親にも病気のことは言えなかったんです。

 

 

とりあえず退職したあとは日雇いで3カ月ほど働いたのですが、やはり美容師に戻ろうと思い、ブランクを取り戻せるように1年半デビューのカリキュラムがある新宿のサロンに入りました。でも、そこもデビュー目前で退職。というのも、原宿のレベルの高さを知っていただけに、そこの技術レベルや試験の合格ラインの甘さにどうしても納得できなくて。低単価のお店だったので客層も全く違いましたし、ここではセンスが磨けない、最初に自分で選んだ「原宿」という場所を落としちゃいけない、と思ったんです。

 

もともと美容師を目指した理由は、飽きない仕事がしたい、楽しく働きたいというのが動機でした。そこまで熱い情熱は正直なかったのですが、やるからには高単価を取れる本物の技術力を身につけたいと思っていました。そこでそのサロンはデビュー前に去り、原宿に戻ることに。有名店から独立した人のサロンに入って、またシャンプーから再スタートしました。

 

 

めちゃくちゃ厳しいサロンだったんですけど、技術レベルはかなり高かったですし、やっぱりここは原宿だなと思えましたね。ただ、サロンの気質が合わなくて半年しか続きませんでした(笑)。友達が働いていた原宿のサロンから声をかけてもらったので再び転職し、24歳でまたシャンプーから再スタート。でも、そこはストレスもなくて楽しく働かせてもらいました。デビューも、そのサロンです。技術練習はとても厳しくて、1年間ひたすらボブを切って左右対称が分からなくなるくらいでした。自宅のベランダに使用済みのウィッグを積んでいたのですが、一度数えたら88個あったんですよ(笑)。

 

 

>有名店勤務を経験し、気の合う同世代4人で出店を決意

 

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