どれだけ大変!? 美容師の本気の保活vol.2 ―「保活」乗り越えたママ美容師たちの生の声

読むもの、書くものがたくさんあってイライラ!

 

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保育園への申し込みにはさまざまな書類を用意、記入する必要があります。でも説明の書類もかなり膨大で、読み解くのすらなかなか大変! 

 

“記入する項目が多すぎるし、難しくて、いちいち調べないといけなかったので、本当にイライラしました!”

 

“夫が転職したばかりで前の職場の源泉徴収票を取り寄せなかったのですが、認可保育園に落ちた後にそれを後悔しました。面倒でもやれることは全部やるべきでした”

 

“市役所で面接もあったのですが、待ち時間がとにかく長かったです。体育館に集まって2、3時間! お子さん連れの方はとても大変そうで、ママたちはくたびれきっていました”

 

そんな中、先輩ママ美容師はどうやって切り抜けたのでしょう?

 

“わからないことが多すぎて、何回も市役所に電話して質問しました。見学に行った保育園の先生もわかる範囲で教えてくれました”

 

“区役所の保育課に行って質問するとアドバイスもくれるので、何度も行きました。行って聞くのが一番早いと思います”

 

認可保育園の場合、審査するのは各自治体。区役所や市役所の人に聞くのが一番早いし正確そうです。が、こんなアドバイスも。

 

“事務的な対応をされることが多いので、自分も冷静になって話さないと腹が立ったり、傷ついたりしてしまうと実感しました”

 

 

落ちたらどうする? その後の対策も考えておくべき

 

どうしても希望の時期に仕事復帰したいなら、保育園に落ちた後のことも事前に考えておくのも重要任務。希望の園に入れなかった場合、どういった方法があるのでしょうか?

 

“絶対受かると思っていたのにまさかの落選。運良く延長保育をしてくれる幼稚園に入れたので良かったです。でも延長しても18時までだし、お金は余計にかかりますね。認可に落ちてもお金さえかけたらどうにかなるのかなという印象ですが、それでもやっぱり大変です”

 

“落ちたときのことを考えて、一時保育を頼める託児所やファミリーサポートに事前に登録をしていました”

 

“認可の保育園に申し込むと同意に、複数の認可外に申し込みしている人もいました。保険としてアリだと思いました”

 

保育園以外にも、育児のサポート施設はいろいろあります。保育園に受かるまでの期間を、そういった施設に頼って少しずつ仕事復帰する方法もありそうです。

 

ギリギリまで結果がわからない「保活」。自分主導では決められない仕事への復帰時期や、復帰後の勤務体制に、結果を待つママたちの心配はなみなみならぬものだったようです。

 

“復帰が決まるまで、とにかく気持ちが焦っていました。1年経つと引き継いだスタッフにお客さまがついてしまうだろうし……。安心して任せられるスタッフがいたことには感謝していますが、その一方、不安で不安で仕方なかったです”

 

“1年以内で戻るとお客さまに伝えていたものの、早生まれだったこともあって、結局1年半近くお休みをいただくことに。お休み中もお客さまへの申し訳ない気持ちが強かったです”

 

サロンの先輩やオーナーに「結婚や出産はお客さまをしっかりつけてから」と言われている女性美容師のみなさんも多いかもしれません。その理由はこういった不安感や、戻ったあとの心配を少しでも減らすための親心なのかもしれませんね。

 

<まとめ>

早めの準備と、わからないことをわからないままにしない、ということが、保活を乗り切るカギのようです。大変そうですか? でも安心してください。今回お話しをうかがったママ美容師たちも、今では全員お子さんを無事に預けられて、安心して仕事に励める環境を手に入れていましたから! 

 

次回は難しく感じてしまいがちな保活の仕組みや準備方法について、専門家の方に解説していただきます。

 


 <協力サロン>

取材ご協力サロン

株式会社さくら屋『Birthday 拝島店』、株式会社トシックスホールディングス『Ange Lavie』、株式会社フレイムス『kotona 越谷店』、『Frames 東川口店』


 

(取材・文/福田真木子)

 

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