Of HAIR 古里オサムさんの“一番古い”お客さま―人生のタイミングに合わせた提案で、いつでも「今が一番美しい」瞬間に

私たち夫婦の歴史に欠かせない存在—お客さまから見た、古里さんという美容師

 

 

今年77歳になる主人が35歳、古里さんが20歳の頃からお任せしている方ということもあり、夫婦ともに強く信頼を寄せている美容師さんです。

 

特に主人は先生のお人柄をとても気に入っていて、先生以外の方には生涯お任せしないと宣言しているほど。男気があってスポーツマンで、スタッフの方を優しく包むように導くお姿に惹かれているのだと思います。自宅でのパーティにもスタッフの方とご一緒に、何度もいらしていただき、私たち夫婦の歴史には欠かせないお一人です。

 

私はといえばショートヘアにしたのもしかり、ブリーチヘアを楽しむようになったのもしかり、人生のベストなタイミングで新しい提案をいただけていることを、本当にうれしく思っています。人の気持ちや状況を察する力がとても長けていらっしゃる方なのでしょうね。街中で知らない方にも「素敵ね」と褒めていただける。そんなうれしい毎日を過ごさせていただいています。

 

変化を楽しみ、「常に美しさのピーク」でいる女性—古里さんから見たお客さま

 

 

この世代ならではのご夫婦関係で、ご主人に尽くされてきた大川さん。その一方でアートフラワーの作家、講師というクリエイターの顔もお持ちで、バランスのよい素敵な女性だといつも感じていました。年齢を重ねるごとに少しずつ自由になっていく大川さんの感覚に合わせて、これまでショートヘアや、ブリーチを生かしたヘアカラーデザインなどを提案させていただいてきました。

 

豊かな感性をお持ちだから少し挑戦的な提案も楽しんで受け入れてくださって、長年担当していても僕自身、マンネリになることなく楽しませていただいています。

 

僕らの仕事はお客さまがいくつになってもその時々の美しさを引き出し、常に美しさのピークでいていただくことです。大川さんはまさにそれを実践されている女性。大川さんの存在が「女性はいくつになっても華がある」ということを伝えてくださっていると感じています。

 

プロフィール
Of HAIR
代表/古里 オサム(ふるさと おさむ)
オブヘアー、オブ・コスメティックス代表。8店舗のサロン、国内外19店舗のショップ展開のかたわらヘアにとどまらず、自ら撮影した作品を元に、グラフィックデザイン、パッケージデザイン、コピーライティング、空間デザインなど多くの作品を産出。人との繋がりを大切な財産と捉え、サロンワークにこだわり、セミナー、ヘアショー、撮影、化粧品開発など多岐にわたり活動する。ジャパンヘアドレッシングアワードなど多くのコンテストの審査員を歴任。『アカデミー オブヘアー』主宰。美容師のためのバイブルと称される書籍 『伝・Den』など、出版も多数。Instagram/@furusatoosamu

(取材・文/福田真木子 撮影/八幡 宏)

 

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