全国でも珍しい存在! 日本髪にちょんまげも! 地毛とかつらを手がける結髪師―髪結い処 澤田 澤田聖子さん

2018.11.19

同じ日本髪でもまったく違うことを知ったかつらや屋での経験

 

 

かつらを結わせてもらえるようになってから、地髪とかつらの違いに最初は驚きました。例えば毛量の違い。かつらは地髪よりも毛量が多いので、コツを掴むまでは櫛が折れそうなくらい、力を入れる必要がありました。かつらを結う技術と、地髪を結う技術はまったく別物なんです。

 

一人前になってからは、舞台の場合は東京・大阪・博多などを回る全国ツアーを1ヵ月一緒に回って役者さんにかつらのセットをしたり、映画などの撮影所では早朝からかつらのセットを行い、撮影中も付きっきりでワンカットごとに乱れを直したりしていました。衣装スタッフや監督たちと打ち合わせをするなど、制作の準備段階から作品に関わることもありましたね。

 

撮影時間は毎日バラバラでしたが、22時に帰れれば早いほうだったと思います。家に帰っても、お風呂だけ入ってその後また仕事に行くような生活でした。

 

どんなに大変でも「つらい」とは微塵も思わなかった

 

 

結婚を機に、現在の拠点である仙台へ移りました。それまでの15年間は普通の人ならつらいと思うのかもしれません。でも、大好きなことをやっていたので、苦痛には感じませんでした。

 

髪結い処では舞妓さんから「わたしたちのこの姿は結髪師さんがいないとできない、本当に大事な存在」と言っていただけることがとてもうれしくて。京都の祇園町という和文化の中枢で、縁の下の力持ちのように日本の伝統文化に携わっていられることが誇りでした。

 

かつら屋では、ドラマや舞台の現場で、監督に役柄や年齢、身分などに合わせた髪型を提案したり、衣装スタッフと着物に合わせた日本髪を一緒に決めたり。同じ日本髪でも髪結い処と違って、外部の方と関わりながら日本髪を結うのはとてもおもしろく、刺激的な経験でした。

 

>フリー結髪師の誕生! かつらと地髪の技術を会得したことで生まれる新たなアイデアとは?

 

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