「憧れの偉人は、ダヴィンチ」 LIMのマルチ・ポテンシャライトの生き方

 

あるときはヘアメイク、またあるときはアーティスト、DJ、モデル…いくつもの顔を持つインフルエンサー、太田晴也(おおたせいや)さん。表参道のヘアサロン「Dot+LIM」に所属し、23歳にして独特の存在感を放っています。一見すると、努力とは無縁の生まれながらの才能の持ち主のようですが、実は自ら自分を追い込んで殻を破る経験をたくさんしてきたのだとか。一体どんな経験が彼をつくったのか聞きました。

 


 

自分は将来、画家になるものだと思っていた

 

 

兄は画家をしているんですが、IQが180以上あることが注目されて、テレビなどで取り上げられています。僕はその兄と、小さいころからずっと一緒に育ってきました。「自然が一番の教科書」というのは兄の言葉なんですが、よく川や山など自然が感じられるところにたくさん連れていってもらっていたんですよ。頭と体をバランスよく使って遊ぶ体験型施設にもよく通っていて、そこで感覚的な部分を養うことができたのかな、と思っています。大きなブロックを使って橋を作ったりしたことを今も覚えていますね。

 

絵を描くことも大好きで、本当は画家になりたかったんです。中学時代は昼休みの間、ずっと絵を描いてました。友達から絵が欲しいと言われたこともあります。その友達は「晴也が本当の画家になったら自慢できるから、ずっと持ってる」と言ってくれました。ちなみに、この間、その友人と会ったんですけど、今も大切にしてくれていて、すごく感動しましたね。

 

 

高校生になって服が好きになり、服とリンクしているヘアに興味を持ち、コレクションのヘアメイクにも目がいくようになって、ヘアメイクの仕事をしたいと思うようになりました。ヘアメイクをするためにはまず美容師として経験を積むことが近道だと知って、日本美容専門学校に入学。そのころから、モデル、DJ、ヘアメイクなど、活動の幅が広がっていったんです。

 

専門学校時代に、「ゆうたろう」さんなど、原宿のファッションアイコンが集う古着屋、サントニブンノイチでアルバイトしたことも、一つの転機になりました。そこでいろいろな着こなしを楽しんでるうちにストリートスナップで取り上げられることも増え、GAPの店頭ムービーに出たことも。Instagramを見てくれる人も増えて、少しずつ自分のことを知ってくれる人が増えていきました。

 

>とにかく「できます!」と言い切って、全てやり切ってきた

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