遅刻に二日酔いは当たり前・・・“落ちこぼれ仲間”だった若手時代からサロンオーナーになった二人のサロン&スタイル作りに迫る!SHACHU×Linerスペシャルインタビュー! 【後編】 

 

 

今年2月に自身がオーナーとなるサロン・Linerを表参道にオープンした伊藤恵一さんと、SHACHUの代表・みやちのりよしさんは、有名サロンの先輩・後輩の関係です。当時から深い親交があり、今や人気を極めるお二人ですが、有名サロンのアシスタント時代は実は“落ちこぼれ”だったといいます。

そんな二人の対談とスタイル作りをお送りする企画です。

前編は、当時同じ職場で働いていた頃のエピソードについてお伺いしました。

後編は、お二人がそれぞれ代表を務めるサロンについて、そして今回撮影したスタイルのポイントについて伺います。

 

>前編はこちらから!

 


 

Linerでは、髪型をファッションやライフスタイルの一部として、女性像の中に取り入れていきたい

 

 

―石橋を叩いて渡らない、慎重なタイプの伊藤さんがこのタイミングで独立、お店をオープンした経緯を教えていただけますか?

 

 

伊藤 はい。新卒から15年の節目を経て独立するというのはずっと考えていたのですが、そうしているうちに新型コロナウィルスが流行ってしまったのもあり、最終的に今年2月にオープンとなりました。

LinerはSHIMAの同期だった大前憲一と共同代表という形です。もともとはそれぞれで独立する予定でしたが、たまたま深く話すタイミングがあって互いの考えが合致し、一緒にお店を出すことになりました。大前も慎重派ではありますが、僕とはまたタイプが全く違う。そんな二人が組んだらうまくいくんじゃないかと思ったんですよね。

 

独立したかった理由はいくつかあるのですが、自らのブランディングを自らがオーナーを務めるサロンで打ち出していきたかったから、というのが大きいです。

サロンに所属していると、誰かが作ったブランディングの中に自分がいて、そのサロンの枠を突き破って自分のブランディングを発信していくのはなかなか難しいことです。もちろん、それで良いこと、恩恵はたくさんあります。でも、人生は一度きり。やはりチャレンジしたい、という想いで、独立に至りました。

 

―Linerのコンセプトについて教えてください。

 

 

伊藤 僕は、美容室はポジティブになれたり、新たな自分を発見できたり、ファッションをさらに楽しめるようになる場所だと思っています。髪型をファッションやライフスタイルの一部として考え、女性像の中に取り入れる表現がしたいんです。一人ひとりのお客さまが思い描く理想の女性像がきっとありますよね。その理想を表現するにはどんな髪型がよくて、どんなカラーが必要なのかという提案を僕たちから積極的にしていきたいと考えています。

 

 

SHACHUやCSを通して美容師とお客さま両方に幸せをもたらしたい

 

―SHACHUはカラー特化サロン『CS made by SHACHU』(以下、CS)の出店などでも盛り上がっています。現在考えている今後の展望を教えてください。

 

 

みやち 僕は、後悔するのは絶対に嫌。やりたいことはやりたい! CSもその一つで今年は20店舗くらいできる予定です。

今は技術の継承をオンラインが担っている部分も大きいと思うけれど、CSではアカデミー形式を採用しています。それも1カ月泊まり込みでみっちりレッスンを受けてもらい、各店舗に立つことになります。そのやり方は自分らしいのかなって。

昨年11月にオープンした名古屋店も調子が良くて、2店舗目の計画も見えてきました。店舗が増えるのは嬉しいけれど、どちらかというと、一歩ずつ着実に売れてくれればいいし、美容師さんが楽しく働きつつ、その美容師さんの周りに集まってくれたお客さまにSHACHUの技術で喜んでもらえたら素敵だな、と思います。

だから、マネタイズについて実は僕はまったく考えていないんですよ。もうね、会社の通帳も見ていないくらい(笑)。それは経理担当に任せて、僕は自分がやりたいこと――ヘアを作る、SHACHUやCSを作る、そして美容業界のことをちょっと考える、というのを、今年も引き続きやっていきます!

僕は伊藤さんと違って石橋を叩かないタイプ。叩いている暇があったら渡って、失敗して溺れたら上がってくればいいと考えているので、会社経営に関してもNO石橋ですね(笑)。

 

>SHACHU、Linerのスタイル撮りについて迫ります!

 

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