42歳、ケンシンの遅咲き逆転劇。技術を底上げしてカット料金6倍アップ。大阪で3店舗を経営するプレイングオーナー佐藤見真の人生好転ストーリー

 

成長を支えてくれたスタッフを、大切にしたい





――佐藤さんのショートスタイルには、どんなこだわりがありますか?

 

“再現性”に尽きますね。ご自宅に帰ってからも扱いやすく、楽に決まるようにカットするように心がけています。しかもショートは、髪質や骨格などお客さまそれぞれの条件の上でデザインしていくものなので、経験値も必要です。僕はずっとマンツーマンでカット2200円という安価な料金で施術していましたが、技術力を高めていく中で、自分の価値を高めるために値上げしたいなと思うようになって。SNSが軌道に乗り、予約がいっぱいになったタイミングで4400円に値上げしました。勇気はいりましたが(笑)。








――その1年後にはご自身のサロンの出店に至ったそうですが、どんな背景があったのでしょうか?

 

自分たちが勤務していた会社がなくなることになったからなんですよ。そのときの僕の選択肢としては、他の業務委託サロンに行くか、もしくは自分で出店するかだったので、後者を選びました。急な展開で開業資金を十分貯めていなかったですが(笑)、もうやるしかないという感じでしたね。それで2020年9月、『LIV OSAKA』を梅田にオープンしました。スタッフは、前社から10人参加してくれて。アシスタントだけ正社員として雇ってスタートしましたね。今は、スタイリストも含めてスタッフは20人います。みんな正社員雇用です。






――全員、正社員雇用ですか! 経営者として大変な決断だったのでは?

 

スタッフのことを考えると、その形がいいかなと思っています。やはり社会保険に入れるのは大きいですし、親御さんも安心されると思うので。スタッフにはすごく感謝しているので、”ありがとう”を少しでも返したいんですよ。これまで自分一人で頑張ろうと思っていた時期もありましたけど、結局のところ誰かの力を借りることで成長してきたなって思うんです。それこそ、僕についてくれていたアシスタントには、独立のときに本当に助けられました。スタッフの労働環境は、しっかり整えたいですね。






 

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