AFLOATで11年。銀座で売れるだけじゃ終わらない。“顔まわりの職人”水野涼太が武蔵小杉へ。MIRI by AFLOAT始動「全世代に愛されるサロン」をつくる

 

「顔まわりなら、全世代に届けられる」と気づいた

 

 

——Instagramが伸び始めた頃、今の強みである“顔まわりカット”にもたどり着いていったんですね。

 

僕、韓国ヘアもすごく好きだったんです。当時のトレンドでもあったので、実際に韓国へ勉強にも行きました。でも、その中で考えたんですよ。「自分は何で勝負するんだろう」って。

 

ショート特化、ロング特化、ボブ特化。それももちろん強い。でも、レングスって限られるじゃないですか。その時に気づいたのが、「顔まわりって全員にある」ということでした。ショートでも、ボブでも、ロングでも、メンズでも。顔まわりだけは全員に存在する。だったら、そこを徹底的に磨けば、性別も世代も問わず来ていただけるんじゃないかと思ったんです。

 

だからInstagramでも、顔まわりが見える動画や写真をすごく意識しました。正直、ちょっと病的なくらい細かいと思います(笑)。でも、顔まわりって本当に1ミリで変わるんですよ。前髪の長さ、サイドバングの落ち方、毛流れ。少し違うだけで、その人の印象も、気分も変わる。

 

お客さまって、自宅に帰ってから何度も鏡を見るじゃないですか。その時に「あ、いい感じ」って思ってもらえるかどうか。だから僕にとって、顔まわりは“顔の一部”なんです。

 

 

 

——結果的に、売上も大きく伸びました。


ありがたいことに、そうですね。新規のお客さまも月180人くらい来てくださるようになって、個人売上600万円を超えるようになりました。でも、実は僕、売上の話ってあまり好きじゃないんです。もちろん数字は大事です。経営もあるし、責任もある。だけど、お客さまって「600万円の美容師だから来る」わけじゃない。求めているものがあって、信頼してくださって、その結果として数字がついてくる。だから、“売上を上げたい”よりも、“求めてもらえる美容師でいたい”という感覚の方が強いですね。

 

やっぱり嬉しいのって、予約が埋まることなんですよ。自分が発信したものを見て、「この人にお願いしたい」と思って来てくださる。顔まわりをこだわって発信してきたことが間違ってなかったんだなって思えた瞬間でした。

 

 

銀座ではなく、武蔵小杉だった理由

 

 

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