総再生回数2億超え!”人生を変える”変身動画が大バズのMiyu’s代表・長谷川将郁。目指すはメンズ美容意識の変革と業界進化、ゴールは株式上場!

昨年12月、渋谷の宇多川町に3店舗目となる『Miyu’s Shibuya Flag(ミューズシブヤフラッグ)』をオープンした、代表の長谷川将郁(はせがわまさふみ)さん。共同経営者と誕生させた150坪という国内最大規模のフロアには、精鋭スタッフ18名が日々たくさんのお客さまを施術しています。メンズヘアで脚光を浴び、プレイヤーとしても超多忙な長谷川さんですが、後輩たちの育成にも熱心で、朝まで技術練習に付き合うことも日常茶飯事だそう。そんなスタッフ思いの長谷川さんに、これまでのキャリアを伺いながら、目指している業界の変革とそれに向けて力を注いでいることについて聞きました。
24歳でメンズヘアにシフト。売れるまでの道のり
――レディースの有名店でキャリアをスタートした長谷川さんですが、どのような経緯でメンズヘアにシフトしていったのでしょうか?
僕は23歳でスタイリストデビューしたんですが、なかなか売り上げが上がらなくて、上司だった那須さん(現・Michio Nozawa HAIR SALON代表)によく相談に乗ってもらっていたんですね。その頃、僕の師匠でもある佐藤優真さん(現・JEWIL HARAJUKU代表)のお客さまにメンズ客も来ていて、そのスタイリングを任されることがあったんですよ。そのときに「センスあるね」と言っていただくことがあって、そういうのも那須さんは見てくれていたんでしょうね。「これからメンズの波がくるから、やりなよ」と言われて、24歳からシフトし始めました。那須さんがきっかけをくれたんです。
当時は集客サイトのスタイル写真で目立つのが売れるための一番の近道だったので、とにかく撮影しましたね。1年後、全国のスタイルランキングのメンズ部門で3位を取って、そこから売上が一気に上がりました。マッシュ系のパーマスタイルだったんですけど、新規が月100人来てくれて、売上は150万まで伸びて。他のスタイリストの売上をごぼう抜きして、トップになったんです。

――それは夢がありますね。でも、そのスタイル写真がサイト上から消えてしまう、という怪事件があったとか?
ありました(苦笑)。急に僕が売れっ子になったことが、面白くなかったんでしょうね。サイト上の写真データを、誰かに消されてしまったんです。1週間ほど落ち込みました。スタイル写真が消えたら予約も激減して。でも、その悲壮感に留まりたくなくて「インスタを当てよう」と気持ちを切り替えましたね。そこから個人で発信していくSNSに振り切った結果、最終的にそのサロンでは、6年間トップでいることができました。
