天は彼に二物を与えた! OCEAN TOKYO Harajuku三科光平さんの頭の中を大解剖!

 

メンズサロンにおける人気最高峰とも言われるOCEAN TOKYO Harajukuの代表取締役、三科 光平(みしなこうへい)さん。経営者として、スタイリストとして、さらにはYouTuberとしてもダントツの結果を出し続けています。しかも、端正なお顔立ちということで、美容学生や若手美容師から圧倒的な支持を集めている憧れの的です。

 

今回はそんな三科さんに「経営者」「プレイヤー」「商品企画」「YouTube」の4つのテーマを設定し、それぞれどんな考えをもとに取り組んできたのか教えていただきました。新型コロナウィルスの影響を受けて不安を感じている美容師さんへのメッセージもあるので、ぜひ最後までお読みください。

 


 

Q.経営者として最も重視していることを教えてください

 

A.スタッフが安心して働くことができる環境づくりです。

 

 

 

技術はもちろん「心理学」や「話し方」も教える

 

スタッフが安心して働くことができる環境づくりを第一に考えています。その上で重要なことは教育環境を整えることです。

 

美容師として必要な技術を身につけることが大前提ですが、技術以外にも大切なスキルがあります。たとえば、情報発信のスキルがその一つ。具体的にはSNSの活用法や、読者に想いが伝わる文章の書き方などです。

 

このほか、接客の際にお客さまの気持ちを汲み取るための「心理学」や、お客さまに気持ちよく過ごしていただくための「話し方」にフォーカスしたカウンセリング講習などもあります。スタイリスト一人ひとりの個性を踏まえて、お客さまへの適切なアプローチ方法を指導することも。ただ単に方法論を教えるだけではなく、「どうしてその方法を選んだのか」「どんな理論に基づいているのか」など、背景を深く理解させることを大切にしています。

 

スタッフへの技術講習をYouTubeでも公開している

 

それらと同時に「教育者の教育」を進めています。教育者の質は、常に高めるように意識しないと、下がり続けてしまうからです。今OCEAN TOKYOの幹部として活躍しているスタッフは、自ら進んで練習量を増やし、帰宅後も読書をして知識を深めたり、SNSで発信をしたりしてきたメンバーです。

 

一方で、今の若いスタッフは練習時間も限られていますし、叱られた経験も多くはありません。自ら進んで自己学習をするスタッフも減ってきています。そうなると、そのスタッフが後輩を育てる立場になったとき、教えられる内容に差が出ます。教育者の年齢が下がるたびに、教育の質が下がることがあってはならないのです。

 

だからこそ、ここぞというタイミングで代表の高木と私がトップダウンで教育するべきだと考えていますし、教育者を成長させる機会をつくることが欠かせません。たとえば、入社数年のスタッフが「1年目に学ぶべきこと」というテーマで1年目のスタッフに話すなど、教育者としての経験値を積むための工夫をしています。

 

>お客さまの「お任せ」は信頼の証拠とは限らない

 

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