渋谷のど真ん中で“手話で接客。令和の今どき美容師” ALBUM渋谷パルコ店・本森倭さん

 

若者カルチャーのセンター渋谷でトレンドヘアを発信するALBUM(アルバム)渋谷パルコ店。そこで、流暢すぎる手話を操る美容師・本森倭(もともりやまと)さんが注目を集めています。今どきのメンズスタイルを手がける本森さんが、なぜ手話で接客を始めたのでしょうか。

現在はアシスタントとして技術を磨きながら、モデル施術やSNSでの発信にも奔走中。来年1月のデビューを控え、忙しい日々を送る本森さんに、手話を始めたきっかけから、これから目指す美容師像まで伺いました。

 


 

東京で、自分の実力を試したかった!憧れの先輩を目指してALBUMへ

 

 

僕は広島出身なのですが、父と母が地元で美容師をしているんです。自然と美容師という仕事が身近にありました。ただ、自分が美容師になるなら、広島ではなく東京に出てトップサロンに入りたいと思っていました。父は美容室を経営していて、地元で知られた美容師なのですが、そうしたしがらみのないところで実力を試したかったのもありますし、東京でいずれは独立して父を超えたいという気持ちもあります。

 

ALBUMを意識したのは高校生の頃です。SNSで翼(ALBUMディレクター翼さん)の動画をみていて、スタイルはもちろん、ブランディングのかっこよさにも憧れて、「ALBUMに入りたい」と思うようになりました。

 

 

今は美容師3年目のアシスタントで、来年1月にデビューを予定しています。すでにカリキュラムは一通りクリアしていて、最終チェックを受けるだけなのですが、今アシスタントとしてついている先輩が12月に最高売上を狙っていて。そこまでは全力でサポートしたいので、自分のデビューは1月にしようと決めています。

 

その分、今はデビューに向けて技術の練習やSNSに力を入れています。営業前後や休みの日にモデルを入れて、多い時は週14名ほど担当しています。モデルさんのスタイルや動画を撮影して、SNSブランディングも力を入れ始めました。手話美容師としての打ち出しも始めはその一環です。

 

「そういえば、僕って手話ができる」学生時代に気づいた自分の武器

 

 

そもそも、なぜ手話ができるのかというと、姉と弟が生まれつき耳が聞こえないんです。僕自身、生まれたときから家族との会話に手話がある環境で育ちました。手話を「勉強した」という感覚はあまりなくて、普通に家族と会話するためのものだったんです。

 

就職活動ではALBUMに入りたかったものの、ただの美容学生のままでは入れないんじゃないかと思って「自分には何があるんだろう」と考えたんです。そこで、「あ、そういえば僕って手話ができるじゃん」と。それまで自分にとって当たり前すぎて、強みだと思っていなかったんです。でも、考えてみたら、これは自分にしかないものかもしれないと思いました。

 

 

就職説明会でその話をしたところ、「普通の人は手話でカウンセリングってどうやるのかわからないから、わかりやすいように字幕を入れて動画にしてみたら?」と言われたんです。それで弟をモデルに、カウンセリングをしてヘアセットをする動画を撮ってアップしたんです。そうしたら思いもよらない反響がありました。

 

 
 
 
 
 
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>耳が聞こえなくても思い通りのヘアに

 

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