「好き」をオタクレベルまで突き詰める!無敵カワイイ「ガーリー美容師」のつくり方 -MOMOKOさん U29次世代美容師-

SNSを操るガーリー美容師、誕生

 

 

悩みながら過ごした2年目を乗り越えて、3年目で憧れのスタイリストのアシスタントにつくことができました。私はその人に対して、本気で「この人のためなら死ねる」というくらい、心酔していたんです(笑)。今思い出しても、センスも、人間性も最高の人。成長するためには、憧れの人を見つけて、その人を目指して走るのが一番の近道だと思います。

 

そして、入社して3年と2カ月でスタイリストデビューしました。モデルハントがきっかけでお客さまになってくださった人もいましたが、多くのお客さまがSNS経由で私の元にきてくださったんです。実は私、高校時代からmixiをしていたSNS大好き人間。TwitterもFacebookもInstagramも全部やっていて、美容師1年目のころから進んでアメブロでブログを書いたりしていました。

 

SNSで自分を売り込むというよりは、単純に自分がカワイイと思うものを紹介したり、作品を上げたりしていたのですが、それがまとめサイトでとりあげられたりして、どんどん拡散されていったんです。それをきっかけに有名人の子がきてくれたりして、さらにお客さまの輪が広がっていきました。

 

自分を売り出すために無理矢理得意分野をつくる人もいますが、私はその感じがちょっとわかりません。ガーリー以外考えられなかったし、ガーリーを突き詰めてここまでやってきました。

 

ネットでカワイイものを探すのが仕事…!?

 

今、私は仕事をしている感覚はありません。努力していると思ったこともありません。美容師は趣味の延長のようなものです。ネットや雑誌、または街で、ひたすらカワイイものを探していることが、仕事につながっています。

 

アイドルの動画をずっと見たり、カワイイ女の子が出ているアニメを見たり…それが髪型をつくるときのヒントになることも。髪型にアイドルのキャラクターの名前を付けたこともありました。そして、そういうのを見て、共通の趣味のお客さまがきてくれるんですよね。髪を切るよりも、私とのおしゃべりを楽しみにしているお客さまもいます(笑)。

 

お客さまは、中学生から60代の方まで幅広いですが、心がガーリーであれば年齢なんて関係ありません!自分の好きなものを発信して、それを見て、会いにきてくれるお客さまがいることは本当に幸せだと思うし、今は毎日が楽しいです。

 

このまま私は、何歳になっても年齢を気にせずに、ガーリーを突き詰めていきたいと思っています。やっぱり、好きなモノにはとことんオタクになるべき。突き抜けていないと、お客さまは振り返ってくれませんから。私はこれからもガーリーで突き抜けていきたいです。

 

 

プロフィール
スタイリスト/MOMOKO



東京都出身。国際文化理容美容専門学校渋谷校卒業後、SHIMA AOYAMAへ。4年目にスタイリストデビューし、「teenager」「sweet」「girly」「fantasy」「lolita」をキーワードに、甘く可愛らしい世界観を発信。10代から大人女性まで、「カワイイ!」を愛する幅広い世代から絶大な支持を集めている。

 

 

(取材・文/外山  武史  撮影/菊池 麻美)

 

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