泓田崇さんと中岡龍弥さんが、暗髪にフィーチャーした新サロン「uyen」をオープン! 真逆の共同代表二人が描く未来とは?

 

都内の有名サロンで同期だった泓田崇(ふけだたかし)さんと中岡龍弥(なかおかたつや)さんが、2024年9月に表参道に新サロン「uyen(ゆえん)」をオープンしました。「暗髪女子を増やしたい!」がコンセプトだというuyen。オープンに至るまでの経緯を泓田さんに、uyenで実現したいことを泓田さんと中岡さんのお二人に伺いました。独創的なアイデアを次々と生み出す泓田さんと、脅威のコツコツ系中岡さん。真逆な二人が作り上げるサロンとは?

 


 

大規模有名サロンと次世代サロン、その間の規模感と環境があれば理想的

 

 

―泓田さんは、都内有名サロンを出たあとANLYに所属されたんですよね。どういった思いがあったんでしょうか?

 

泓田:はい。大きいサロンでできることと小さいサロンでできること、両方を経験しておきたかった、というのが一つ。そして、美容師以外のことをしているスタッフが在籍する次世代っぽいサロンで学びたいことがあったというのが一つですね。

どちらも経験したからわかったことがたくさんあります。例えば、大きいサロンってスタッフがいっぱいいるから、役割が分散するんですよね。教育一つ取っても、多種多様な考え方があって、柔軟な人であればいろいろな考えを取り入れて自らの幅を広げていけます。対して、小さいサロンはスタッフ一人が担う役割が大きいんです。そうすると、自分で考えて行動しなければいけないことが増えていくので、考える力がすごく身に付きます。どちらも経験したことで、その間くらいの規模感がいいんじゃないかと考えるようになりました。

 

 

―その後、渋谷のTHE SALONSの中に、中岡さんと一緒にuyenの元になるサロンを始められたんですよね。もともと、独立してお店を出したいという気持ちがあったのでしょうか。

 

泓田:いや、そうでもないんですよ。僕はどちらかというと、いちデザイナーでありたいという思いが強くて。ただ、美容師として経験を積んでいくうちに、店長という役職を得たり、店長ではないけれど店長的な役割をするようになるんですよね。どの会社で働いていてもそれは変わらないんだな、と気づいて、「だったら、自分がお店を作ってスタッフを率いていくのがいいのかもしれない」と考えるようになったんです。

 

 

―店長ではなくても店長的な役割……というのは、ご自身の気質ですか?

 

泓田:そうなのかもしれませんね。uyenというサロン名の由来にもなるのですが、お客さまが自分のところに通ってくれるのは、何かしら理由があるはずじゃないですか。そのきっかけやお客さまの背景を、僕はすごく大事にしてます。

美容師は「技術職で接客業」来店してくださったお客さまを技術で満足させても、自分含めスタッフの接客で落胆させてしまうことがあれば、一気に台無しになってしまう。なので、来店した瞬間からお帰りいただくまで、一定水準のサービスをしたいんです。そうなるとスタッフ全員を、技術面でもマインド面でも教育してその水準まで上げるしかないですよね。

 

>接客に“正解”はある! 入店から退店まで、一貫した心地よさを提供したい

 

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