泓田崇さんと中岡龍弥さんが、暗髪にフィーチャーした新サロン「uyen」をオープン！ 真逆の共同代表二人が描く未来とは？
アイデアマンとコツコツタイプ。真逆なタイプの二人だから、補い合いながら発展できる
―ここからは、共同代表を務める中岡さんにも同席していただいてお話を伺えればと思います。
中岡：よろしくお願いします！
―お二人は、新卒で働いていた有名サロンの同期なんですよね。
中岡：はい。僕も泓田と同じようにずっと暗髪でブランディングしていて、得意分野は地毛風カラーです。新卒で働いていたサロンを辞めるときに、「いつかは一緒にやろう」と約束していたんです。
泓田：中岡は僕とは真逆のタイプで、一つのことをコツコツととにかく地道にやるタイプの人間なんです。みんなが知らないところでレベル上げをずーっとやり続けて、いつのまにか腕をあげて、いつのまにかみんなを抜いているんです。そして、数字に強い！会社の経理関係も安心して一任しています。
中岡：一つのことをずっと続けるのが好きなんですよ。経理も、得意なわけではありませんでしたが、ずっと続けていたら得意になりました。泓田はアイデアマンで新しいことを生み出すのが得意なタイプで、僕にはない部分を持っています。ときに、そのアイデアが突拍子もない方向に行くこともあるので、それを「ちょっと、ちょっと？それ大丈夫？」と軌道修正するのも僕の役目です（笑）。でも、真逆のタイプではあるけど、美容師として育った環境は同じなので深いところでの結びつきはしっかりあると思っています。
―なるほど。二人でやっていてよかったのはどんな部分ですか？
泓田：ここに移ってくる前のTHE SALONSはモール型のサロンで、入居している他の美容師さんたちは、独立心が旺盛でYouTubeをやっていたりとか、一人で生き抜いていく方法を持っている方が多かったんですよね。それはそれで素晴らしいんですけど、僕は、「自分には、この孤独感は向いていないかも」と思ったんです。自分がこれまで培ってきたものは仲間がいたからできたことだし、そこは大切にしたかったんですよね。その上で、教育や経理など一緒にやってくれる人がいるのは心強いです。
中岡：実際、リクルートするときに「教育があるから」という部分に惹かれるスタッフも多かったですね。二人だからこそしっかり教育にも力を入れられると思っています。
―暗髪でブランディングをしているお二人ですが、uyenではどんなことをやっていきたいですか？
泓田：第一のコンセプトは、「暗髪女子を増やしたい！」です。お客さまのメインの層は20〜30代の女性なので、そういった女性が疲れを癒やしに来てくれる場になればいいなと考えています。カラーをやめて暗髪にしたお客さまの次のステージは白髪染めになってくると思っているので、そうして長く通ってくださるお客さまにとって心地よい空間になれるといいですよね。
中岡：あとは、一緒に働いてくれているスタッフが活躍できる場であってほしいです。まずは僕たちのこのuyenを長く走らせること、その上で自分でお店を持ちたいスタッフの支援をしたいんです。
―ということは、店舗展開も考えていらっしゃるんですね。
泓田：ゆるやかに、ですけどね。今、想定しているのは自分たちの直営する店舗は2店舗くらいにとどめて、それ以上は今、中岡も言ったように、やりたいスタッフがいれば出店する、というイメージです。
自分より下の世代のキャリアデザインに一役買いたいと考えての独立出店でもあるので、その点は揺るぎないですね。
―これからのuyenの展開を楽しみにしています。今日はありがとうございました！
プロフィール
uyen／代表
泓田崇
広島県出身。広島美容専門学校卒。都内有名サロンを経てANLY.オープニングに参加。透明感のある新感覚の暗髪とカットデザインが評判。2024年4月にTHE SALONS渋谷246店内に「uyen」をオープン。同年9月に表参道の路面に同店をオープン。
Instagram：@fukke0108_uyen
uyen／代表
中岡龍弥
東京葛飾区出身。東京ヘアビューティー専門学校卒業。都内有名サロンを経てANLY.オープニングに参加。暗髪や地毛風カラーを追求し、顧客を集める。泓田崇氏とともに、uyenをオープン。共同代表を務める。
Instagram：@tatsuya_nk
（文／須川奈津江 撮影／菊池麻美）
