借金&広告費0円でサロンオープン! WOMオオモトさんが幸せすぎるスタートを切れた理由

 

表参道の有名美容室で店長を務めた経歴を持ちながら、業界の中でもミステリアスな存在として多彩に活躍するオオモトシンイチロウさん。ついに今年5月下北沢に「WOM(うぉむ)」をオープンし、以来、Twitterでは「幸せ」と公言!  

 

サロンをオープンするときには、借金の返済や、集客の苦労がつきものですが、オオモトさんはなんだかとっても余裕そう…。そこで今回は、オオモトさんがなぜ順調に独立できたのか、その理由をうかがいます。「美容師の特異点でありたい」というポリシー持つオオモトさんが、オープンに向けて準備したこと、そして独立後に感じている美容師としての幸せとは?

 


 

自分のブランディングとヘアスタイルの強さで挑戦してみたい

 

 

「いつかは独立して、自分のサロンを持つ」という将来のビジョンを持ったのは美容学生のころです。専門学校を卒業してBRIDGEに就職してからもその想いは変わらず、同じように独立心にあふれる先輩や同期と「将来はこうなりたい」「独立したらこうしたい」などと、いつも語り合っていました。

 

ネガティブな感情から生まれる「独立したい」ではまったくありません。BRIDGEは土台がしっかりしているサロンですし、師匠や先輩にも恵まれて、好きなことをやらせてもらえます。本当に恵まれた環境で育ってきたからこそ、「自分のブランディングとヘアスタイルの強さでどこまでやれるのか」に、挑戦してみたくなったんです。

 

独立のタイミングや、明確なビジョンを決めていたわけではありませんでした。一緒に語り合ってきた先輩たちが30歳を境に独立しはじめて、将来像が明らかになってきたというか、独立を身近に感じることができたんです。BRIDGEの代表の西本は、もちろん離れてほしくないと思ってくれていました。ですが、僕の打ち出すスタイルや強みが、お客さまに求められている今の流れがあるからこそ、“今”なのかなと思って独立をしました。

 

サロンに見えない美容室。入りにくいけれど、それでも行きたいと思われる店を目指して

 

 

サロンの立地は、渋谷か新宿から、電車1本でこられる場所をいくつか候補にしていたので、最初から「下北沢にしよう」と思っていたわけではありませんでした。しかし、結果的に下北沢に決めて正解だったと思います。

 

下北沢は、昔から住んでいる地元の方もいらっしゃるし、自分のヘアスタイルを貫いている人もいます。もちろん若い子やパンチの効いたスタイルが好きな人たちもいます。「この辺のグルメが好き」「音楽が好き」など、サブカルや趣味にお金をかける世代の人に幅広くきていただける土壌があるんですよね。表参道や原宿は、その地域に住んでいる方より、わざわざきてくださるお客さまが多いと思います。なので、下北沢のような地域密着が難しいんです。

 

サロンを作るなら「すごく賑わっているけど、外からは何をやっているかわからない」お店にしたいと思っていました。だから、外観は大きなWOMのロゴがあるだけで、サロンとは一切打ち出していないんです。外からは何のお店かわからないので、入るのに勇気がいるし、躊躇してしまう。だからこそ、それでもきてくださる方というのは、うちのお店やヘアスタイルを求めてくださっているお客さまということなんですよね。

 

>「WOM」に込められた二つの意味とは?

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