永遠の反抗期!不良美容室阿佐ヶ谷3349オーナーの数奇な美容人生

 

個性的という言葉ではとても言い表せない赤と黒で統一された異空間。スタッフは一癖も二癖もあるようなツワモノ(キワモノ?)ぞろい。JR中央線の阿佐ヶ谷駅近くにある「阿佐ヶ谷3349」は知る人ぞ知る不良美容室。出版社と組んで『ASAGAYA 3349 ヘアカタ。』をぶち上げるなど、美容業界にピリリと鋭い刺激を与える存在です。そんな「阿佐ヶ谷3349」オーナーの柴田修平さんに、美容室ができるまでの波瀾万丈なストーリーをうかがいました。

 


 

卒業式は「美容師」という刺繍入りの青の短ラン

 

中学の卒業式できた「美容師」という刺繍が入った短ラン

 

中学時代の僕はヤンキーでした。卒業式のときは「美容師」という刺繍が入った青の短ラン姿で出席。周りは喧嘩上等とか入れているのに、僕だけ「美容師」だったので相当浮いていたと思います。そのころカールスモーキー石井さんが司会をしていた『シザーズリーグ』という深夜番組があって、「こっちの世界に行けば、勉強しなくても食えるかも」みたいに漠然と考えていたんですよ。

 

卒業後は高校に通いながら山野美容専門学校の夜間で勉強し、高校2年生のときには免許を取りました。バイトに明け暮れながら勉強もしていたから、人生で一番忙しかった時期、とも言えるかもしれません。出会い系サイトのサクラとか、イケないバイトも経験しました(笑)。途中から運送会社など、ガテン系に切り替えましたけれど。

 

 

バイトをしながらちょっとダラダラしていた時期もありました。「いい加減、ちゃんとしないと」ということで、地元の美容室に就職。ところが3カ月で退社。きっかけは「マヨネーズ事件」。美容室の冷蔵庫にあるマヨネーズをみんなで使っていたんですが、あるとき僕が使い切ったマヨネーズのボトルをゴミ箱に捨てて、新しいものと入れ替えておいたんです。そしたら、副店長の女性がゴミ箱からマヨネーズのボトルを取り出し、それをハサミで切って、スプーンでマヨネーズをそぎとって「まだこれだけ残ってるじゃん」って僕に見せながら注意してきたんですよ。

 

経営者になった今はその気持ちも理解できるけど、その当時は「ハァ?」って思ってしまい、それから反発するようになっちゃったんですよね。で、あるとき、バックルームで店長と副店長が話しているのが聞こえてしまったんです。「もうあの子にどう接したらいいかわかりません」と副店長。「君は悪くないよ」と店長。その空気感がもう辛くて仕方なくて、泣きながら家に帰っていましたね(笑)。

 

 >佐川急便でお金を貯めたのち、美容師養成塾へ

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