美容師の確定申告はどうすればいいの?税理士さんがくわしく解説します

2016.03.01

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いよいよ確定申告の時期がやってきました。実は事務処理が苦手…という美容師さんも多いのではないでしょうか? 今回は、確定申告初心者の美容師さんに向けて、ベネフィット税理士法人の伊澤真由美さんにやさしく解説していただきました。Q&A形式で、みなさんの疑問にお答えします。

 


 

Q_確定申告の受付期間はいつから、いつまでですか?

 

① 所得税及び復興特別所得税は2月16日~3月15日

② 個人事業者の消費税及び地方消費税は1月4日~3月31日

 

②の消費税については、平成27年分の申告が必要なのは、平成25年の売上が1,000万円を超えている方、もしくは、平成25年の売上が1,000万円以下でも、平成26年の1~6月の売上または給料等の支払金額が1,000万円を超える方が対象です。お店を構えて2年目~3年目以降の方だと②に該当する可能性が高くなります。消費税の申告書は提出期限が所得税よりも後ですが、忘れないように3月15日までに終わらせたほうが良いと思います。

 

Q_確定申告の一連の流れを教えてください。

 

今回は、店舗からスペースの一部を借りて(面貸し)個人事業主として働いている美容師を対象にして、説明していただきました。

 

①申告対象の年の1月1日~12月31日の収支がわかる資料を用意したうえで、帳簿を作成します。売上と経費を集計し、青色決算書または収支内訳書を作成して、差し引きして儲けの金額を算出します(平成28年に提出する確定申告書は、平成27年1月1日~12月31日までが対象期間)。

②国民健康保険・国民年金・生命保険・扶養家族の収入状況・住宅ローンの残高などがわかる資料一式を集めます。申告書に添付する証明書などが必要なものもありますので、手元になければ取り寄せてください。

③専用の申告書用紙にそれぞれの項目の数字を記載して、支払う税金を計算します。

④決算書・申告書が完成したら、税務署に提出(直接持ち込むほか郵送やインターネットでの提出も可能)し、受付印のある控えを受け取ります。

⑤計算した税金を納付します。

 

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※給与や報酬で源泉徴収されている人が確定申告をする場合は、払いすぎた税金が還付されることもありますが、面貸しで働く美容師の場合は基本的に源泉税を納めていないため、通常は納税が必要となります。ただし、面貸しのほかにヘアメイクなどの仕事を並行していて、報酬を受け取っている場合は、あらかじめ源泉税が引かれていることがあります。

インターネットで申告書の提出まで行うには、あらかじめ手続きが必要です。

 

Q_確定申告をする際に揃えるべきものはなんですか?

 

一般的なものとしては、以下のとおりです。

・売上伝票または日報や月報

・経費類の請求書、領収書

・ビジネスで使用している通帳

・国民健康保険の領収書

・国民年金の控除証明書

・給与明細の控え(スタッフを雇っている場合)

・生命保険・地震保険などの控除証明書(加入している場合)

・住宅ローンの残高証明書(住宅ローンを組んでいる場合)

・扶養家族の収入がわかるもの(扶養家族がいる場合)

 

※これらの資料は、長いものだと7年間とっておかなければなりません。申告が終わっても、すぐに捨てないように注意してください。

 

>どこまで経費として申告していいのですか?

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