販売スキルゼロの1人サロンがアパレル販売をスタート! 選ばれるサロンになるための空間づくり―高円寺/raiponia室伏大介さん

2018.07.09

 

 

こだわりのアパレル商品なども展開している高円寺の隠れ家1 人サロン「raiponia」。2017 年の11月にお店の半分以上をディスプレイスペースにするという、大胆なリニューアルを行いました。アパレル商材を扱っているサロンはありますが、これほどのスペースを取っているサロンはなかなかありません。

 

今回は「もともと販売は苦手」と言うオーナーの室伏大介(むろふしだいすけ)さんに、raiponiaがはじめた新しい空間づくりについてうかがいました。

 


 

人と人のコミュニケーションを育むためにスタートした1 人サロン

 

 

「raiponia」がオープンしたのは2010年12月。お客さまが肩の力を抜いて過ごせる、行きつけのサロンとして通ってもらいたい。そう考えてコンセプトは“都会にありながら喧騒を忘れさせる、プライベートなカジュアルサロン”にしました。サロンの内装をヴィンテージテイストにしたのも、お客さまにリラックスしてもらえる空間にしたかったからです。

 

1人サロンという形態にしたのは、作業的にならず、人と人とのコミュニケーションを大事にし、細部までこだわりたかったから。僕は相手のことをよく知ったうえで、ヘアスタイルを作っていくという工程が好きなんです。これは美容師としても、とても大事にしているところ。1人サロンでの1 対1の接客は相手のことはもちろん、自分のこともよく知ってもらえるのがいいところですね。

 

それに、僕はおしゃべりが得意なタイプではありません。独立前に3店舗で働いた経験から「短い施術時間の中でリピーターをつくるまでの人間関係を築くのは僕にはなかなか難しい」、と気がついたんです。

 

少人数なら、同じお客さまと関わる時間も多く、信頼関係も作りやすい。それで、自分のやりたいことを実現するなら1人サロンがベストだという結論に至りました。

 

大幅なレイアウト変更は過去の“失敗”から生まれたもの

 

 

「raiponia」がオープンしたころから高円寺エリアにも次々と美容室が増えはじめていました。それから7年が経っても、サロン出店は増え続ける一方。「この飽和状態から選ばれるお店になるには、何か新しいことをはじめなくてはいけない」と感じたんです。

 

そこからリニューアルを考えはじめました。正直、1人サロンなら施術スペースはお店の三分の一ほどで十分。なので、その他のスペースで面白い提案ができればいいなぁと。それで販売スペースをあえて広げて、ディスプレイのような空間を作りたいと考えました。

 

また、過去の失敗もディスプレイを作ろうと思った大きなきっかけの一つ。実はリニューアル前にも、お客さまであるハンドメイド作家の方の作品を置いていたんです。でも、そのときは半畳ほどの棚にヘアケア商品と一緒に少し並べているくらいでした。

 

来店されたお客さまに商品だということすら気づいてもらえないことも多かったし、作品の雰囲気もほっこりとした女性らしい作品で、お店の雰囲気とも少し違っていたかもしれません。僕に販売スキルがなかったこともあって、実売に繋げられず、せっかくの機会を無駄にしてしまいました。

 

なので、販売スキルがなくてもしっかりと商品を見せられて、お客さまが自由に見ることができる空間づくりをしたいという思いが生まれたんです。そのためにお店のイメージをそのまま形にした棚を新調しました。また、高円寺にはハンドメイド作家さんたちが多いので、作家さんとの交流の場としてこの土地ならではのディスプレイにできればと思いました。

 

>サロンのリニューアルスタート!

 

Related Contents 関連コンテンツ

Guidance 転職ガイド

Ranking ランキング