【YouTube:美容師が美容師を撮る】奥川勝広(SIDE BURN)が切る原宿発マッシュウルフ。髪を通して人とつながるヘアカットドキュメント

バックとフロントの長さのバランスが大事

 

今回のモデルさんの髪にはパーマが残っているので、あまりカットを加えることなく、ウルフベースに仕上げていきます。バックの下の段は3等分に分けて、中央からカット。あまり長さは変えないので、真ん中のセクションは床と並行で2cmくらい切ります。次にスライスに対して平行に切っていきます。

 

 

「マッシュウルフを作る時に注意するポイントは、後ろの長さの設定、顔まわりのマッシュの幅、そのバランスですね。マッシュの幅次第でバランスが崩れるので、まずはマッシュの幅を狭くとっておいて、後でバランスを見て増やしていくやり方なら失敗がないと思います」(奥川さん)

 

バックが切り終わったら、サイドにセニングを入れます。3段に分けて毛束を引き出したら、内におさまるようにセニングを入れるのがポイント。「ステムを下げながら、毛先には3回。グラデーションのようにセニングを入れています」と奥川さん。ちなみに毛先にパツンとしたニュアンスが欲しいので、最も表面にくる段はセニングを入れていません。

 

「毛先をおさめたい方向を意識して、コーミングした時のコームの角度、引き出す方向、カットする時のハサミの角度など、微妙に計算しながらカットしていきます。また少し厚めにカットしていて、1パネルか2パネルかで切っています。それくらいの厚さがあれば、その効果が生かされるんですよね」と奥川さん。そんな奥川さんによるマッシュウルフのカットシーンは、ぜひ動画で楽しんでください。

 

 

 

出演:奥川勝広(おくがわかつひろ) 1985年生まれ。静岡県出身。都内1店舗を経て、2011年にSIDE BURNに入社。 サロンワークの傍ら、業界誌、一般誌、アーティストMVなどでも活躍。 流行にとらわれることなく、目の前の人のパーソナリティを 独自の視点から忠実に表現。

インスタグラム@katsuhirookugawa.sideburn

 

 

撮影:美容師&動画クリエイター

川間 将彦(かわままさひこ) 鹿児島県出身。福岡の美容学校卒業後、上京。表参道でのサロン勤務を経て、ワーキングホリデービザでカナダへ渡りる。カナダで1年間の美容師生活をおくりながら、動画撮影のノウハウを習得。2019年5月に帰国。現在は、神奈川県川崎市にある「nico△」でのサロンワークの一方で、動画クリエイターとしても活躍中。

インスタグラム@kawama_masahiko

 

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