Z世代のスター発掘! 技術だけじゃない、カルチャーとセンスが武器  DaB MIXのスタイリスト・富永 榛人(とみなが はると)さんのセルフブランディングとは

技術特化型ではなく、ヘアデザインとセンスを武器にしたい

 

 

デビューしたのは昨年6月です。お客さまは友人の紹介やSNSから来てくれる方が多いですね。自分がDaBに入社したのは、技術力が高いだけではなく、“ヘアデザイン”を売りにしているから。なので、僕の自己ブランディングも特定の技術を打ち出すというよりは、デザインにこだわって、幅広い年代・タイプの方に向けたものになっています。

僕にとって理想の美容師像は、技術が一流なのはもちろん、それ以外のカルチャーにも造詣が深く、お客さまといろいろな話ができる存在です。なので休日は必ず出かけて、映画やアート、建築など、美容以外で自分の刺激になることを吸収するようにしています。

 

 

それ自体に詳しくなるのはもちろんですが、こうして得た刺激は、自分のヘアデザインや作品を撮影するときのインスピレーションにも役立つんです。「あのとき、現代アートの美術館で見た光の感じ、撮影にも使えるかも」とか、よくありますね。

 

それに、お客さまの中にもこうした話題が好きな方がたくさんいるので、新しいことを教えてもらうことも。そうすると、自分の知識もどんどん深まっていって楽しいんですよ。

カラーや髪質改善など、特定の技術を打ち出すのが主流の現在では、ちょっと遠回りなブランディングかもしれません。それでも自分のやりたいことでお客さまに来店していただきたいので、今は奮闘中という感じです。

 

 

SNSは、主にInstagramとTikTokをやっていて、目的によって使い分けています。

TikTokは新規のお客さまに見てもらい、足を運んでいただくためにわかりやすくまとめた技術系動画や、ビフォーアフターを上げることが多いですね。

Instagramは、お客さまの写真や自分のライフスタイルを中心にヘアカタログや雑誌のイメージで投稿しています。デビューしてすぐの昨年8月にアップしたパーマの技術動画が1000万回以上再生されて、フォロワーが2万人ほど増えたのですが、それは本当にたまたま運がよかっただけですね。発信する内容はおしゃれに尖りすぎても敬遠されてしまうし、ダサすぎてももちろんダメ。おしゃれになりたいお客さまを僕がブランディングする心持ちで取り組んで、ファンになってくれる人を増やしていきたいと思っています。

 

幅広い年齢層・タイプのお客さまがいるDaBだからこそ実現できる夢がある

 

 

今、技術がうまかったりSNSがバズっていたり活躍しているZ世代の男性美容師はたくさんいます。だけど自分のように技術とセンスをかけあわせた世界観を持っている男性美容師はあまりいないのでは、と思っています。一方、女性美容師は同世代でも感性を爆発させて活躍している人が多いので、メンズも負けていられないですよね。

 

目標は、代表の八木岡聡やクリエイティブディレクターの山田千恵を超えるような美容師になること。オリジナリティを発揮しながら、幅広い年齢・タイプのお客さまを担当していきたいです。いろいろなタイプのお客さまを担当するには、話題も接客も異なるスタイルで挑まなければいけないので大変だという美容師さんもいますが、DaBにおいてそれは当たり前のこと。どんな年代の方にも受け入れてもらえるように、技術力とセンスをこれから磨いていきたいです。

 

プロフィール
DaB MIX/スタイリスト

富永 榛人(とみなが はると)

兵庫県出身。15歳から雑誌などのファッションスナップで活躍。日本美容専門学校卒業後、DaBに入社。2022年6月にデビュー。確かな技術力と独自のセンスを組み合わせたヘアデザインが幅広い世代から支持を受ける。

Instagram:@haruto_0210

 

(文/須川奈津江 photo/松林真幸)

 

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