すきバサミが出てくると少し嫌な予感がします(笑) -伝統産業女優と美容師の関係-

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母はPEEK-A-BOOさんの講習が好きでした

 

実は、亡くなった私の母は美容師だったんですよ。だから高校3年生くらいまでずっと母に切ってもらっていました。PEEK-A-BOOさんの講習に、母も若い美容師さんのなかに交じって出ていたんですが、出がけに「今日着ていくこの服、どう思う?」よく聞かれていました。そんなベテランになっても勉強熱心な母に当時からとても尊敬していました。友達みたいにケンカもする仲でしたが…(笑)

 

講習で習った技術を試したいからと、母が私を実験台にすることもありましたし、レイヤーが流行りだした中学のころに、私から母に「レイヤー入れて」とお願いしたこともありましたね。私の髪の毛は量が多くて硬くて、生え方も変わっているので、扱いが大変なんですが、母は熟知してくれていました。

 

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母に頼りきっていた分、はじめて別の美容室に行ったときには緊張しまくりましたね。もうガチガチになっちゃって、背もたれが倒れているのに腹筋にグッと力を入れて姿勢を保とうとしたり、顔にかけたガーゼが鼻息で飛びそうになったり(笑)。

 

シャンプーも母が基準なので、よそのサロンでやってもらうシャンプーで「コレじゃない感」を抱くことも。「本当はまだ痒いけど…言いづらいし」みたいに思うこともありましたね。

 

>カットモデルをしたときの苦い思い出

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