ヘッドスピン世界記録保持者の髪のこだわり －SPINBOYと美容師の関係－
OCEANのヘアショーの演出・キャスティングを担当
髪を切ってもらうのとまた違うカタチで、美容室との関わりも持っています。5月末に、武道館で行われたDREAM PLUS 2016で、OCEANさんのヘアショーの演出・キャスティングを担当しました。
美容師さんが髪のプロなら、僕らはエンターテイメントを提供するプロ。観客の目線に立ったとき、どのタイミングで特殊効果を使うか、どのタイミングで大型モニターに映像をもってくるかなど、ヘアショーを盛り上げるための仕掛けを提案させてもらいました。
このへんのことが分からないまま適当にやってしまうと、せっかくすごいことしてても、観客に伝わらないんですよね。だから、「こうしたら盛り上がる」っていう根拠となる映像資料などを用意して、それを見てもらいながら、準備を進めていきました。おかげさまで、ヘアショーは大成功。めちゃめちゃ盛り上がったし、爪痕は残せたかなって思っています。
一方で、OCEANのみなさんに、髪をカッコよくしてもらって、あらためて髪型って大事やなと感じました。僕らダンサーは動きにはこだわるけれど、髪型は適当ですっていう人もいるので（笑）。
これからも僕はダンサーとして、もちろん頑張っていきたいんですれど、ずっと回り続けられるかといったら難しいと思っています。それに、演出するのも楽しいし、隠れている才能を見つけ出してステージにあげるというキャスティングも大好きなんで、そっち腕をもっと磨いていきたい。
目標はオリンピックの開会式で、ダンサー部門の演出させてもらうこと。世界が驚くようなステージを創りたいです。
♦♦♦美容師への応援メッセージ♦♦♦
美容師さんって僕らの気が行き届かないところまで徹底的にカッコよく仕上げてくれるので、ホンマにすごいなって思っています。僕は世界を見てきているから、日本のレベルの高さを感じますね。ちなみに、日本にいるときは、大阪のOWLさんと東京のOCEANさんにお願いしているんですが、いつもいい感じにしてくださるので、感謝しています。
（ 取材・文／外山 武史 撮影／菊池 麻美）
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