三つ目：才能より情熱！ 美容師にゴールはない。一生、情熱を燃やし続けよう！

70年代の川島さんの施術姿

僕はみんなに「才能より情熱」と言っています。美容師は50歳になったらゴールにたどり着くとか、そういう仕事じゃないでしょ？ どこまで行っても終わりがないんです。だから、Never Stop Learning。情熱を持って学び、切磋琢磨する日々を大切にすることが、前進のための一歩になる。

これはもう20代に限った話ではなく、30代、40代も同じだよね。情熱を持って学び続ける気持ちが新たなデザインを生むと思います。僕も勉強中です！

四つ目：師匠を見つけろ！ それがなりたい美容師になる一番の近道だ！

僕がもし美容師1年生だったら、「この人が一番！」と思える師匠をみつけてアシスタントになると思います。

20代の僕の師匠たちは、世界最高峰のヴィダルサスーンにいました。「どうやったらこんな髪型がつくれるのか」「どうしてこんな発想が生まれるのか」とか、師匠の近くにいたほうがわかるじゃないですか。だから、今の自分があると思っています。

これは美容師だけの話ではないです。たとえば、建築家なら「世界のタンゲ」と呼ばれた丹下健三の元で学んだ黒川紀章が、中銀カプセルタワービルなどの名建築を生んだ。それと同じだよね。

美容の世界はすごく複雑で迷いやすい。でも、一人の師匠をみつけられると迷わなくなります。

＞五つ目：仲間をつくれ！ チームでやるから素敵な髪型が生まれる。