40代の“最悪の自分”を想像する。美容師としての力が、自分を救えるか? 「成長する20代の美容師がするべき7つのこと」 siika NIKAIサトーマリさん

4つ目:許されるうちに失敗する

 

30代になると、プライドや立場の板挟みで動きにくくなる瞬間が出てくるんですよ。そう考えると、20代はかなり自由。多少の失敗や失礼も、まだ許されるんです。

 

だからこそ、20代のうちに失敗しておいたほうがいい。先輩にキレまくることで、「モノの言い方」を学ぶ。お客さまで失敗して、「相手がどう思うか・どう対応すればいいか」を学ぶ。後輩に押し付け指導をして嫌がられて、「人への接し方」を学ぶ。

 

これ、30代40代でやってたらちょっとキツいでしょ。だから20代のうちに、思い切ってやって、当たって砕けて、ちゃんと自分のものにしていきましょう。

 

5つめ:撮影はカットやパーマと同じ、美容師必須科目

 

20代の頃から雑誌や広告の撮影をたくさんやってきました。どうやったら上手にできるようになるのかってよく聞かれるんですが、結局は地道な練習です。

デビュー前はウィッグを毎日ひたすら切って、先輩に指導を受ける。そしてデビュー後は、感度の高いお客さまを担当させていただくことで、技術とデザインを磨いてきました。

 

ただ今は、撮影の難しさも変わってきていて、レタッチありきの作品も多い。どこまでが技術でどこからが加工か、わかりづらいこともあります。でも本来は、どの角度から見ても成立するスタイルをつくるのが大前提。撮影は、それをどう見せるかの話であって加工で成立させるものじゃないと思うんです。

 

それでも撮影は絶対にやったほうがいい。私はカットやパーマと同じように、撮影も“技術の一つ”だと思っています。時代によって変わる見せ方や撮り方も含めて、学び続けるもの。どんなにケミカルの知識があっても、理論が完璧でも、可愛いスタイルが作れないんじゃ、話にならないですからね。可愛いヘアを作って、ちゃんと可愛く撮る。これも美容師の必須科目です。

 

6つ目:ぶりっこの練習

 

私はもともとぶりっこが苦手で、むしろ「しないのが美学」と思ってたタイプ。でも東京に出てきて、ちょっとはできたほうが可愛がられるんじゃない?と気づいたんです。

 

私はなんでも練習が必要と思ってるので、「練習しておかないと!」と始めたのが“会話をつなげる”こと。当時はメールでしたけど、今ならLINEですね。必要事項だけで終わらせず、あえてどうでもいい一言を足してラリーを続ける。そんな地味な訓練をしてました。

 

正直、それで何が変わるの?って話なんですけど、20代のうちは可愛がられるのもひとつの武器。先輩や周りとの距離を縮める力って、あとでちゃんと効いてきます。

 

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