モノ選びの基準は、ルパン3世!? —美容師のカバンの中身 Nicole.西村晃一さん

PICK UP ITEM | サングラス
ロンドンで出会った、ちょっと悪くて怪しいやつ

 


モノに対する執着心が全然ないので、わざわざ買い物に行くことはほとんどありません。僕にとって買い物は、出会い。いいなと思ったら、即決することが多いです。このサングラスはロンドンのドーバー ストリート マーケットで出合ったものです。かけたらめっちゃぐっときて、自分至上最高価格で15万円くらいしましたが、迷うことなく購入しました。

かけるとかなり怪しいんですよ。北野武の映画に出てきそうな感じになれて、そこがまたいい(笑)。やっぱりちょっと悪っぽいのが好きですね。誰になんと言われようと、この好みは絶対にブレないだろうなと思います。

 

 

「好き」の基準はなんでもいいと思うけれど、美容師なら自分なりの基準は持っていたほうがいいと思います。それが他の美容師とは違う自分だけの格好良さにつながるし、突き詰めていけば作品のテイストにも表れます。究極まで突き詰めていけば、ダサいが格好いいに変わることだってある。流行に乗っている間は、本物の格好良さにはなかなか近づけないんじゃないかなと思いますね。

 

プロフィール
Nicole.
代表/西村 晃一(にしむら こういち)

1972年生まれ。大阪府出身。1999年「Red Pepper」を設立。現在、大阪府内に「Nicole.」、「ReDio」、「Jurrian-may」、「SUMI」の4店舗を展開し、サロンの設計・施工も手がける。自身のみならず、全国区で名を挙げるヘアデザイナーを多数輩出している。

 

(取材・文/福田 真木子)

 

  ライフマガジンの記事をもっと見る >>

  カバンの中身シリーズの他記事を見る >>

 

 

Related Contents 関連コンテンツ

Guidance 転職ガイド

Ranking ランキング