Z世代のスター発掘！ 和のテイストをちりばめた艶髪カラーで多くの女性から支持を集める、NOVAN mioさん
アシスタント時期、紐を使った個性派和風アレンジでフォロワー増！
――では続けて、SNSのことについて伺わせてください。今、mioさんはインスタグラムのフォロワー数が4.8万人いらっしゃいますが、もっとも力を入れていた時期はいつですか？
SNSに強い東京のサロンに就職した頃です。そのときはセルフアレンジ動画が流行っていてたのですが、自分自身のアレンジ動画を撮るのが苦手で……。カラーモデルやカットモデルで来てくださったお客さまに無料でアレンジをして、それを投稿していました。私が発信した紐を使ったアレンジは、当時はまだ他にやっている人があまりいなかったんです。珍しいと思っていただけたのか、フォロワー数も順調に伸びていきました。
――なぜ紐を使ったアレンジをしようと思われたんですか？
私が作るヘアスタイルは、暗めのカラーが多いんですよ。もちろん、暗髪でかわいいアレンジも沢山あります。でも、SNSでパッと見て目を惹くかわいいものってなんだろう？と考えたときに、やっぱり装飾があるのがいいな、と。紐やリボンは手軽に手に入れることができるので、それを使うことにしました。
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私は髪の艶感と肌の色が明るく見えるようなカラーが得意なのですが、紐を使うことでそれに和のテイストが加わって、さらに女性らしさを感じるスタイルを作ることができるんです。
――和のテイスト！ mioさんの作るスタイルは地毛に近いカラーにもかかわらず、すごく目を引く理由がわかってきた気がします。
うれしいです。今でも、和っぽいもの、和モダン、昭和っぽいテイストというのはかなり意識していますね。和服の女性のヘアスタイルなどをよく見ていて、洋服に似合うように取り入れることもあります。
私なりの解釈ですが、和の要素は軽さと重さのバランス、外巻きにしそうなところを内巻きにする、アレンジだったらラフに崩したいところをあえてタイトにする、など細やかなニュアンスで表現できると思っていて。いい意味で違和感のあるテイストを入れると、他の人にはない私らしいデザインになるのかもしれないです。
――なるほど。 mioさんは、Instagramに自分の好きなものだけを載せ続けるタイプですか？ それとも、好きとは別にバズりを意識していますか？
両方ですかね。数字は、持っていてもいなくてもどっちでもいいとは思うのですが、私自身は美容師として、求め続けるようにしています。
それは多分、アシスタント時代をSNSにフォーカスしているサロンで過ごしたことが大きいです。毎日3投稿していた時期もありましたし、今でも投稿しない日があるとソワソワしてしまうくらい。でも、それを続けた成果は出てフォロワー数は伸びましたし、集客につなげることもできたので、頑張って良かったと思っています。
今は、バズる投稿というよりは、予約に繋がりやすい投稿を意識していますね。実際のお客さまのスタイルを載せることで、現実離れしていない、手が届きそうな雰囲気を出せたらなって。
一方で、自分の好きなスタイルを載せるのも楽しいので、いいデザインが出来上がったときには、「早く見せたい！」とワクワクしながら投稿しています。
